怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

名和晃平、エスパス・ルイ・ヴィトン

朝食と一緒に昨夜の残りを食べたらかなり満腹になり、それでも残っていた蒸し野菜を昼に食べたらそれで十分な感じに。
表参道のGYREで名和晃平の「KOHEI NAWA|SANDWITCH」展。作品は少ないが製作途中のように展示されているのが興味深く、また制作風景のドキュメントも上映されていて、これはこれで面白い。アートというよりは町工場のようにしてフィジカルに作られる光景は、アーティストが経営者であり工場長でなければならないのかと思わせる。森村泰昌の場合もそうだったが、実に多くの人が関わって作品が仕上がるのだと思うと、僕は少し残念に感じてしまう。現実にはそうなんだろうし、それだから素晴らしい作品になるのもわかるけど、なんだかアーティストの発想に手垢がついてしまうようで。
協力の方々のなかに宮永愛子さんの名前があったが、何をどうしたんだろう。
続いてエスパス・ルイ・ヴィトンで「Traces of Disappearance(消失の痕跡)」展。アンヌ&パトリック・ポワリエ、カスパー・コーヴィッツ畠山直哉、袁廣鳴の四人によるグループ展で、ポワリエ作品の向こうに陽光さすコーヴィッツ作品の配置がお見事でした。ステンドグラス風の作品だから光が射したほうがいいのは当然とはいえ、グミキャンディの色具合が意外にも見事だし、その前に鎮座する金属の鳥小屋と白鳩がいかにもピースフル。首を傾げ目を閉じる鳩を間近で見ると、落ち着いた気持ちになれる。
帰りは歩いて新宿へ。ココナッツディスクを発見したので立ち寄り、ブックオフにも。New Mastersounds「LIVE at la COVA」500円。
東急ハンズに立ち寄るつもりがすっかり忘れて帰宅。
夕食は妻の希望で蘇州屋へ。割と広い店内にお客は4人だけで寒々しかったけど、エビとブロッコリーの黒胡椒炒めも豚とたけのこのオイスター炒めも味は良好。ご飯も珍しくおいしい。量も十分だし、夜でも定食が700円はありがたい。北京家庭菜よりもこちらのほうがよさそう。もっと流行っていいと思う。
満腹につきコーヒーはなしで。