怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

壊れかけのテープレコーダーズ、うみのて@新宿ロフト

ささっとバーガーキングでBKリンゴバーガー。リンゴを挟んでみようという発想は面白いが、そんなにおいしいわけでもない。BKテンダースはサイズが小さいのでわびしいが、まあまあかな。そんなことより、先日クーポンをもらったことをすっかり忘れていたことのほうが問題だ。もったいない。
新宿ロフトへ。スタッフがやたら多いような気がする。始まる前に個展のほうも覗いて、そうこうしてるうちにmama's bedroomが始まった。
僕があんまり聞かないタイプのロックで、世間的にはとてもカッコいいだろうと思う。なんだけど、あまりナルシスティックにならずにはっちゃけてるところはいいなと思った。
次が壊れかけのテープレコーダーズ。コモリさんは気合十分で、髪が伸びすぎなシノさんと両サイドでぐいぐい引っ張っていく感じ。僕は少し間隔が空いていたせいか、新しい曲が中心のセットには耳なじみが薄いが、バンドが進んでいるのに僕が立ち止っているというところがあるのかもしれない。また壊れかけは何度聞いても飽きるということがないから、「踊り場からずっと」を聞くたびに新鮮に心が震えるわけで、そういう意味では全部フレッシュなんですよね。今日は(たぶん全バンド)40分のセットのはずが直前に10分削られたようで、その点だけは残念でした。ロフトのステージ、とてもよく似合ってた。
次がうみのて。壊れかけもそうだけど、歌詞がいいのでじっと耳を傾けてしまう。今日はMC少な目で30分を猛烈に押し切るような演奏。デーモニッシュな笹口さん。持ち時間が減ったのは、うみのての場合は吉だったのかもしれない。その点、壊れかけは徐々に盛り上げ駆け引きして作っていくタイプだと思うので、長ければ長いほどいいライブになる気がする。途中、壊れかけの箱舟を物まねっぽく歌っていたけど、あれは何だったんだ。
幕間のような形で神田春陽さん。急遽出演が決まったようで、バンドの持ち時間が減ったのはこのためなんだろう。許せない。と言いつつも、講談というものをきちんと聞くのは初めての体験なので、実は少し楽しみだった。見台を置き時々バシッと叩くスタイルは上方落語ではおなじみの光景。それにお噺も落語と比べてやや笑いが少なく勇猛さが出てはいるが、極端に違うわけでもない。十代のころ落語を聞きまくっていた自分にはすんなり入っていけた。
なぜここで講談、という企画は謎なのだが、楽しめたのでOKです。
最後が科楽特奏隊。特撮番組の主題歌でここまで盛り上がれるのがよくわからないが、オープニングのゴジラはよかったな。まあ伊福部昭だから。ウルトラマンレオとか見てるんだけど、演奏されても「ああ、そういえばこんなだったっけ」くらいの感想しかない自分とはだいぶ違う世界でありました。でも全力であれやってるのは素直にすごいよね。
思ったより早めに終わったのでありがたい。ささっと帰宅。妻がリンゴをむいてくれたので食べたが、リンゴ大好きというわけではありません。