とかげのわかば＠新宿ソウルキッチン

書類と格闘する一日。
夕方新宿へ。少し時間があるかなと思いブックオフに立ち寄り、ガイドブックを物色。
ねこ膳へ行き、唐揚げ生姜焼き定食を。生姜焼きは出来合いのたれで適当に焼くという例の奴で、失敗でした。これならまだ揚げ物オンリーでもよかったかも。前はもっと活気があっておいしく食べれた気がするんだけど、今日みたいに沈滞ムードだとおいしく感じないな。
とか言ってるといい時間になり、ソウルキッチンへ。いつもの受付の人が見当たらないので待っていたら、今日は店主一人で営業らしい。
ここはいつも幕間にオールドロックなんかのDVDを流してるのだけど、正直音量はもう少し控え目でいい気がする。
最初がとかげのわかばさん。7時半スタートとはいえまだお客さんも少なく、そればかりか途中で入ってくるお客さんのために、せっかく考えていたはずの流れも寸断され茶々が入るというライブになってしまった。たとえば月光の流れるようなギターなど、調子はむしろよかったし良いライブになるはずだったんだけど、少し残念。それと、自分の席ではPAの具合がいまひとつで特にギターの音がよくなかったのも残念だった。後半は改善されてきたんだけど、プロのPAがいないというのはこういうことかと思う。
とかげさんのしゃべりは陰りがあり訥々として、それが物語の影にもなっているし僕はそこも好きなので、変に軽快にならなくていまのままでいてくれればと思う。
二番目が音々さん。普通の女の子の普通の弾き語りで、その普通さを良しとする人も多いのだろうからまあそれはそれで。
三番目が猫丸センチメンタルチャンネルさん。せっかくギターが二本なのにあまり生かせてないなと思ったら、サポートで来てもらっているそうで、普段からこういう編成というわけではないようだ。でもMCも手慣れているし、大音量で盛り上げていてなかなかでした。
最後がもんちさん。バンドもやっているらしい。いい感じにしゃがれた声で歌い始めて、ギターのフレーズにツェッペリンを入れてくるなどバックグラウンドの厚みを感じさせる。ブルースでありつつも明るくからっとしたステージング。いいライブでした。
とかげさんとはステージの合間などに少しお話をして、ほかにもとかげさんのお客さんも来ていたりして、楽しい時間でした。お喋り、苦手なんですけどね。ドアーズ好きというのは納得するような意外なような気がする。好きなアルバムとか聞けばよかったな。
集大成というセカンドアルバム「最後の嘘」を買ってさようなら。これからの活動がどうなるのか、とかげさんははっきり言わないしその謎めいたところがいい。