怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

TOKYO PHOTO 2013

今日明日と珍しくライブもないし暇、と思っていたらそうでもなかった。
お昼は妻の希望でチジミ。キムチがおいしくないのでいまひとつ。1枚半づつ食べた。
妻が野球に出かけた後、僕はTOKYO PHOTO 2013へ。
神谷町の駅で子連れのお母さんが難渋していたのでお手伝い。気持ちよく手伝わせてくれた。
TOKYO PHOTO 2013は増上寺というところで行われるそうで、どんな感じなのだろうと思ったら、結構大きな寺である。京都では珍しくもない規模だが、東京でこれはかなりのもの。隣にプリンスホテルがあり、このあたりの来歴が知れるというもの。会場はその中の会館を使っているようで、庭では薪能をやるらしい。少し興味はあるが、金銭面や鑑賞時間確保を考えれば手は出せない。
さてこのTOKYO PHOTOという催し、写真作品の見本市のようなものらしく、ガゴシアンなどのトップギャラリーなどが出品即売しているようだ。
各画廊が限られたスペースに売れ筋を持ってきているから、クオリティは高いしバラエティも豊か。商魂を見せられているのは辟易しなくもないのだが、これなら入場料を払っても納得できる。画廊で感じる後ろめたさもないし。
いい作品はいくつもあるし、欲しいものもたくさんある。荒木経惟のParadise 2などはさすがのお値段だけど、それでも気になる。ただ、過去の写真集などを見るとかなり色は再現できている風なので、写真集で収めておくのが吉なんだろう。
買えるものという範疇で考えると、一番可能性が高かったのが須藤絢乃のVampire girlシリーズ。紙もプリントもいいし、うーん。とりあえずせめてポストカードでも、と思って手に取っていたら、話しかけてきた黒い革ジャンの女性。ずっとそのブースにいたからスタッフさんだとばかり思っていたら、ご本人でした。びっくり。まあ僕が気付かないのはいつものことだけど、失礼しました。ポストカードはサイン入りとあったのだけど、まさか目の前でしてくれるとは思わなかった。すごくうれしかったし、あれ欲しいなあという気持ちも強くなった。
それにしても決断というのは難しい。10万円といえども、そのあたりの値段で欲しいのは実はいくつもあるから、あれもこれもとなると、うん。
なにはともあれ、ありがとうございました。
もう一つ買ったのは、ゲルハルト・リヒターのポスター。写真かどうかはおいといて、リヒターのポスターが1000円は安い。震災関連の寄付企画のようだけど、うれしい限り。
満喫して外に出るともう暗くなっていて、薪能の声が聞こえてくる。いいなあ、これ。
灯りのともった東京タワーを横目に家に帰り、急いでご飯を炊いてカレーを食べた。
余韻に浸ってるところに騒々しく妻が帰宅。