怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ホーリーモーターズ

朝から病院。電車の遅延で少し遅くなった。
採血は何度もしているからと思っていたら、手順を全然覚えていなかったらしくいろいろ叱られた。ただ採血受付の奴の言い方や対応はひどく悪いな。
診察室に入るとI先生が短髪になっており、白髪も目立つ。どうしたんだろう。転勤するとのことで、お世話になりましたと一言申し上げた。救急で対応していただいて、実際お世話になりました。ほんと。命にかかわるものではないが、優秀な先生だから安心してお願いすることができた。新しいところでも今まで通りがんばってください。
日和もよくなってきたので屋上へ行き一休み。皆同じように思っているのか賑やかで、特にある夫婦の会話が、夫がいかにも偉そうで腹がたち耳につく。
ほどほどで薬局へ行き、少しぶらぶらしてピイコロティガーへ。定位置に座って今日はカジキのグリルとタケノコと桜えびのペペロンチーノにしてみた。パスタは火を入れすぎたのか元から質が悪いのか、そういえば時間もあまりかからなかったから茹で置きか冷凍なのか、ぼそぼそして味が悪い。前回はクリームパスタだから欠点が目立たなかったのかな。カジキもいまひとつ。まあ会社の近くのどこよりもお値打ちではあるが、特に素晴らしいともいえず。途中から隣に50代くらいのサラリーマン二人連れが来たが話がいちいちどうでもいいうえにペペロンチーノにタバスコと粉チーズをかけるに至っては何しにきたんだという感じ。
満腹で、一旦会社に行こうかと思ったが時間が微妙なのでやめて新宿へ。
シネカリテという新しい映画館で「ホーリーモーターズ」を見た。細かい部分は把握しきれてないところもあると思うが、うーん。基本的には10余りのシークエンスに分かれている映画で、どうしても印象は散漫になり、いわばパイロット版を次々に見せられているようなもの。13年間で思いついたアイディアで長編にできなかったものをまとめているのかとさえ思う。ただ傴僂男が墓場のフォトセッションを襲撃するシーン(なぜかゴジラのテーマが使われている)が暴力から安らぎに移り変わるところの面白さや、そっくり同じ死体が並ぶシーンの奇妙さなど惹かれるシーンもある。カイリー・ミノーグとのシーンはまさに映画的でわくわくする。しかし映画の示そうとするところは言うと無粋だし見ればわかることなのでいちいち書かないが、目新しさはない。ラストシーンに至っては説明過多で陳腐で・・・まあこういう映画の終わらせ方は難しいとは思うけれども。ニューズウィークの映画評でリンチやクローネンバーグファンならと書かれていたが、リンチの魅力とは全く異なっていると思う。
見終わってから会社に忘れ物を取りに行き、Uさんにばったり。びっくりさせてしまった。
帰途国領のブックオフを物色、西友を物色。帰宅。