怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

夕方タワーレコードへ。邦楽コーナーをぐるぐるとまわってみたが、溺れたエビの検死報告書もマジキックボックスも見当たらない。買うとなるといささか躊躇する値段ではあるのだが、といってどうにもならない値段でもないしと思っていたが、ないのではどうにもならない。もしかしたら入荷が数日遅れるのかも、だいたい空腹だし、ということで帰宅することに。
Sally Mann「What Remains」が届いていたので熟読。最上階、屋根裏のような場所でありながら森の奥深くのような空気を持った展示室のことが何度も想起される。あれはまさにBody Farmだった。朽ちていきつつも決して地面と同化するのではなく、人間としての自己主張を続けているように見えるRemains。おそらく「Deep South」と同じくヴィンテージ機材によるであろう写真は眼球以上に被写体を捉えている。Remainsだとは思えないこちらを見つめてくる視線が頭に残る。詩文の英語が難しくてろくにわからないのが残念だが、満足できる一冊だった。