怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

感銘と落胆

妻が食事を作ってくれているので、帰って焼鮭をあたためがめ煮をあたため、菜の花などを食べる。
夜、「セーラー服と機関銃」を見る。たしか見たことはあるのだが、当時は薬師丸ひろ子というトップアイドルの主演作ということと、例のシーンがあまりに人口に膾炙しすぎてきちんと向き合えなかった思いがあり、なのであまりはっきりした記憶もない。今見ると薬師丸ひろ子はアイドルというには芋臭い容貌であるが、その一方で演技はアイドルの域を超えていて、しかも演技がうまい新人というのではないギラギラしたところがある。まあそのギラギラの一端は相米慎二のサディスティックな演出に因るのだろう。ションベンライダーのように勢いを重視した映画でありつつも、暴走族シーンは不思議なほどの静謐さをもってもいる。個人的には30年ほど前の新宿の街並や風祭ゆきの美人っぷりが興味を引いた。
妻の帰りが遅いのでどうしたのかと思ったら財布をなくしたと。しかも状況からすると掏られたと。不注意な妻を強く責めたのは少し言い過ぎたかもしれないが、同じことを繰り返してほしくないからでもある。まあしかし起こってしまったことはしかたがない。のんきにしている妻を急きたてて関係各所への連絡をさせて、寝る。