怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

後藤まりことタテタカコとパラダイス・ガラージと。

ライブで無理したかと思ったら、意外と調子がいい。
お昼は調子に乗って金子半之助に天丼を食べに行ってみた。まあそこそこ並んでるが思ってたほどではない。20人余り並んでたところから食べ終わるまで1時間半弱。長いか。中に入るまで1時間弱で、入ってみると別に満席というわけではない。通されてじきに天丼が出てきた。天つゆを少なめにと頼んだら別の入れ物で出てきた。ありがたいが、そうなると天ぷらをはがしてつゆにつけて食べてしまうので、皿を節約した天ぷら定食と思えなくもない。天ぷら自体は揚げ方は文句なし、ごま油の天ぷらは嫌だがそこは文句を言っても始まらない、天つゆは塩辛くてひどいが、それも文句を言っても始まらない。これが全部ぶっかけられていたらと思うと寒気がするなあ。ご飯はうまく炊けていなくてダメ。東京の価格で880円の天丼、それでこのレベルというのは確かに悪くないとは思う。よそならやっていけないと思うが。もうひとつ、席のことだが、空いてから次の客を通すのはそんなに早くない。次の客の人数にもよるのだろうが、帰り際カウンターを覗いたら6人がけの端っこに1人座ってるだけだったし。早く通されても調理が追いつかないようなこともあるとは思うが、行列を少し多めに演出しているきらいはある。僕はそういう商売の仕方は嫌いだ。その他諸々で、ここには二度と行かないという結論に至った。行列は減るから他のお客さんも喜ぶだろう。
夕方、下北沢へ。ディスクユニオンとその横の古本屋をのぞいてシェルターへ。今日は下北哀愁というイベント。
最初が後藤まりこ。バンドでもXIRA XIRAでもない完全なソロは初めてで、でも結局どういう形だろうが後藤まりこはその個性を押し殺さない限り後藤まりこなのだと思った。曲が良い悪いというよりも、自分自身を押し出していく、その姿勢が後藤まりこなのだと。それでいいし、それがいい。セットリストの曲を上手に歌う歌手なんて他にいくらでもいるんだから後藤まりこ後藤まりこにしかできないことをやってほしいし、それを認めて後押しできなかったらレコード会社の存在意義もない。
ここでドリンクを取りに。後藤まりこの熱烈なファンと思しき人がドリンクカウンターの列を無視して割り込み。まあ他人からの視線を気にかけない生活に慣れてそうな人だなとは思っていたので意外性はないというか、マナー悪いのは大抵そういう人なので。不快感というよりは憐憫の情がわいてくるから一周回った女は得だなあ、と思う。いや、自分はああなってはいけない、人からどう見られるかを意識しよう、という話です。
続いてタテタカコ。狭い空間に響き渡る澄んだピアノと声が圧倒的。これはもうさすがとしか言いようがなくて、友部さんとのライブ、行こうかなと。まあちょっと言葉にはできない音楽の高みがあって、後藤まりことは好対照ですが、どっちも好きですよ。
最後はパラダイス・ガラージ。ノイズというかスカムというか、なライブだったけれども、体調が悪化して立っていられず、後方でうずくまりました。ノイズで圧倒する瞬間の方が好きだなあと思ったけど、感想言えるほどの音は聞けてない。お昼に調子に乗りすぎたのが敗因。
なんとか本編終了までがんばって外に出たらタテタカコさんが数人と立ち話していて、西部講堂前の広場で見かけた日のことを思い出した。タテタカコさんはあの日と変わらない存在感だった。そして後藤さんがまた別のグループでおしゃべり。目礼だけして帰りました。
疲れた。