怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ベルリン美術館展

少し寝不足。病院で待ち時間に少し寝るが、やけに空いているのであまり寝れず。次回は血液検査で、そろそろタイミングか。
地下鉄を迷う。どうも注意力散漫でいけない。
夕方、上野駅に着いたが、美術館の案内などまるで出ておらずうろうろ。そのくらい掲示してくれてもいいんじゃないか不親切だな。しかもひどい雨でげんなりするが、おかげで客が少ないかもと思い直して向かう。入り口がどこかも書かれていない国立西洋美術館へ。
ベルリン美術館展、お客さんはやはり多くはなく、結果的にフェルメールの前に人だかりがしている程度で、ほぼストレスなく見ることができた。クラナッハは2点。うちルクレティアがクラナッハらしい逸品で見応えがあった。といっても、ルーブルなどではもっと良いものがあるわけで、そう考えるとやや不満か。フェルメールは左からの光の具合がよく、また随分近寄ってみることができるのもよかった。モナリザとかひどいもんな。あとはデューラーとか、無名作家の作品などそれなりに掘り出し物もあり。向こうで見ると数が多すぎて結果印象に残りにくいので、レベルは低くともこの程度の数の方が堪能できる面はある。それに時代の流れに沿ってコレクションをまとめているので、雰囲気も出ている。惜しいのは照明かなあ。光が当たりすぎて見にくいのがあった。あと、こうした大型展は再入場できないものが多いのはわかっていたが、うっかり出てしまったこと。注意書きくらい出してくれても。それとも2周する客はいらないのか。まあでも満足できる展覧会ではある。グッズは図録含めスルー。
常設展へ。こちらは所々にレベルの高い作品があり、といってもルーブルなら雑魚クラスではあるのだが、充分見応えはある。クラナッハも1枚。レベル低いけどね。クールベとかモネとか、あとなぜかデュビュッフェとか。ちょっと散漫だな。ハンマースホイはよかった。短い時間で駆け足だったが、まあ割とうまく見れたか。休日にじっくり見るのもいいが、この時期昼間はたどり着くのにぐったりしそうだし、人も多いだろうから、まあこれで。
不忍池のほとりを歩く。東京だからそこそこ喧噪も聞こえる中での蓮蓮蓮。その向こうの弁天堂。江戸川乱歩の世界だな。短い時間だが浸れてよかった。こういう雰囲気、大阪にはないと思う。
上野のデリーでカシミールカレー。フルーツ風の甘い香りが起っているが口に含むとスパイスの強い辛さがあり、なるほどこれはおいしい。バンブルビーカシミールが平気な僕が辛いと思うのだから相当辛い。というか、辛さの種類が違うのだな。おいしさは認めるが、僕としては何度も食べたい味ではないので、たぶんこれっきりだろう。
JR経由で帰宅。どことも知れない道のりを帰っていくのって、好きだな。引っ越ししたてならではの楽しみだ。
ローソン100でおにぎりを買って帰宅。そして明日の準備。