怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

Nils Berg Cinemascope@七針

お昼、再び鳥どり。今日は唐揚を10+5個で。特に問題なく平らげたので、20個でもいけそうな気はする。ただ、前回と違ってお客さんの多くが唐揚の注文のようで、こうなるとさすがにお店も苦しいんじゃないかと思う。少し増量くらいならともかく、食べまくる客が大半になると採算が。なので今日も15個でやめておいたが、どうだろう。
夕方、雨の中森岡書店へ。古いビルで階段が少し歪んでいたりするのがよい。この古さがビルの価値になっていて入居状況もいいようだ。森岡書店は古本屋というよりはギャラリーに近く、ギャラリーで展示した作家の作品集などの扱いが多いのかもしれない。古本もないではないが、むしろ付加価値として置かれているように感じられる。そのギャラリーも決して広くはないので、そうそう訪問することはなさそうだ。
こういうところで(まだ)無名の作家たちの写真集を手に取ることが度々あるが、いいなと思うけれども本当にいいのだろうかという疑いが消えない。自分の感性に自信が持てないというのと、自分が古いコンパクトカメラで撮ってさえそれなりに見られるものが時々あるのだから、良い写真なんてそう難しいものではないというのと、写真集の水準点をどこに引いたらよいのかというのと。高名な写真家のものなら安心して買えます、というのでは写真を見る意味がないのだが、それが現実であったりするのも事実。僕には写真を見る才能がないと思い知らされる。
酒井古書店へ。ほとんどが文庫本の店だが、売り上げは煙草が多いようだ。さすがに珍しい文庫本も多数あり、20年以上探しているコリン・ウィルソンラスプーチン」も発見。しかし2000円では手が出ない。記憶が曖昧だが、見つからなかったのではなく見つかっても買わなかったのかもしれない。ほかにもプレミア本が散見され、僕の持っているものもいくつか。結局買うものはなかったが、しばらくしたらまた寄ってもいいだろう。
ミニストップで侘しい夕食。
時間があるので周禮というお店に寄ってみたが、これは得るところがあまりなさそう。とはいえ、掘り出し物があるのもこういうところなので、覚えておかないと。
七針に行ったが開場前だったので周辺を探索。このあたりはワンルームと中小企業の事務所が多いようで、店舗は飲み屋が大半。どこも比較的長年やっているような感じの良いお店で、居心地はよさそうだ。
七針に戻ると開場していた。広さはだいたい予想通り、テーブルはない。いい感じなんだけど、その分常連さん同士の横のつながりが太く、僕のようにそんなの求めてないタイプには悪い感じですが。
最初がAlfred Beach Sandal。ドラムとバスーンの長谷川真子さんがいいアクセントになっていて、これは結構よかったです。完全ソロよりずっといいと思った。
もうひと組がNils Berg Cinemascope。映像とのセッションは大和川レコードがやっていたけれど、それとは趣がだいぶ違っていて、Jazzらしく即興寄り。ノイズっぽくもあるけれど、基本的には静かで音数が多くも少なくもない感じ。3人の人柄もあって、穏やかな音楽の夜。本当は19日に行われたお寺でのイベント、誰そ彼に行きたかったのだけど、こちらも雰囲気はいいしAlfred Beach Sandalもよかったから結果オーライかな。
ブログを見ると日本滞在を満喫したようなので、また来てくれるかもしれない。
そんなこんなで10時には終演となり、帰宅は11時過ぎ。しんどいけどこれならなんとか。