西野トラベラーズ

フローティング・ダックを見に中之島へ。大きさは以前と変わらないのだろうと思うが、記憶の中のあひるより巨大感がない。設置場所がせせこましいせいだろうか。最初の2回の設置場所は秀逸だったのだなと改めて思う。便利の良い場所にもかかわらずさほど人だかりがないのも仕方ない。次回以降はぜひ良い場所でお願いしたい。この場所で作家さんがOKしたのが不思議だ。レプリカなどのグッズは今回も販売好調のようだ。
あひるはがっかりだったが、その近くの「テレ金」がなかなかおもしろかった。電話ボックスに水と金魚を入れ、泡を出している様子が美しい。光の具合によってはもっと美しく見える時間もあるだろう。願わくば電話はグレーのではなくせめて緑のものにしてほしかったのと、泡用の管がふらふらしてるのがちょっと。ほかにもいくつか展示があるようだが全部見る時間はないので引き上げてなにわ橋駅で西野達展。
これは面白かった。例の家財道具積み重ねは高さの制約で横倒しになってしまっているが、京阪電車の作品もあるし、一番よかったのはインターネットカフェ。壁を取り払ったつくりになっていて、外から見ると壁が消えたように堂々とのぞき見しているようだし、中から見ると落ち着くような見せつけているような不思議な雰囲気。天井の低さといい、体で感じ取れる面白さ。人が多い時は中に入りにくいかもしれないが、あひるちゃんよりこっちのほうがお勧め。