怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

溺れたエビの検死報告書

中津駅を降りたら目の前に巨乳まんだら王国のポスター。いいのか、これ。
Vi-Codeは初めてだが場所はわかりやすくていい。便利だし、中もほどほどに新しく、いい感じだ。
最初がフェミニン☆。元蛸地蔵のベースがいるということくらいしか知らないし、正直興味も持てずなので半分くらい聴いて公園へ。蚊が次から次へと寄ってくるので寝転がってのんびりすることもできず、そう考えるとホームレスは大変だなと思う。野宿してた頃はどうだったか、飲んでなかったからマシだったのかな。木々のないところで寝たんだっけ。
次が流血ブリザード。これも半分くらい聴いて出る。バーカウンターでシーバスリーガルの水割りを注文したらかなり右往左往してた。色的にそういうのを頼む人はあまりいないのかな。更のを開けてもらうほどの客ではないのに申し訳ない。
戻ったら流血のボーカルの人が一生懸命床掃除をしてた。何があったんだ。
3番目が巨乳まんだら王国。ざっと見て一番人気のありそうな。始める前に旗を全員に配ったり物販も気合い入り過ぎというマメな人たちだ。これも半分くらいで外へ。あんまり自分の分野じゃないのは来る前からわかってたし、その割にチケット代2500円、それでも来たのは最後の溺れたエビの検死報告書を聴きたかったからで。無理してずっと見るより、休むとこ休んでメリハリつけたほうがいいでしょという分別がついてきました。
戻ったら巨まんのボーカルの人が全裸に網タイツ姿になってた。何があったんだ。
ここまで3バンド音的にはメタル的という印象。ジャンル不問の僕だが唯一苦手で敬遠してるのがメタルなので、まあ半分でも聴いたらがんばったほうだ。詳しい人に言わせるといやこれはメタルではなくて、ということになるんだろうが、そこはあんまり厳密なものじゃなくて。一生懸命やっていて支持してくれるお客さんもたくさんいるバンドたちなのはわかる。それなのにこんな客が混じってて悪いけど、もうそういう嗜好だからしょうがない。
エビはセッティングに時間がかかるのでその間主催の毒電波の宮悪戦車と深海魚くんが深海魚のスライドで深海魚トーク。ストロベリーソングオーケストラにそんなに思い入れはなく何かの機会に見たら十分くらいの僕だが、このトークは面白かったしセッティングに時間がかかるからとこういう企画を用意してくるところはほんと気が利いてる。エビを呼んでくれたのも来週の豊川座敷の猫敷も、去年のミラーボールズも、センスがよくてそこは好きだ。この分だとまた機会があると思う。思い入れはないけど嫌いでもないので、最初から最後までちゃんと楽しく見ますよ。
そんなこんなで水音のSEが流れる中エビさんは客席側から登場。最初は音響っぽい曲からスタートで、そこからはもうエビとしか言い様がない世界。打楽器多めでベースもかなりパーカッシブなので、その重なり合いがすごい。インストというだけで普通はテンションを維持するのが難しいのに、売れ線なメロディーもMCもなく、それでここまでの音楽を作り上げるエビ。ただただ凄いと思う。今日はたぶん2番目とかかな〜持ち時間も30分だろうと思ってたがアンコールまでありの1時間弱。来て良かった。最後は客席側から出ていってほしかったなあ。あと、かっぱえびせんを取れなかったのが残念。
ライブが終わってつくづく思うのは、CDはどうなったのということと、Tシャツですね。昔売ってたTシャツがかなりかっこ良かったので、あれは是非再販してほしい。お願いします。それと、一番大事なのは次回ライブか。また見たいです。