怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

森山大道 オン・ザ・ロード展@国立国際美術館

ポスター300円だってさ

お昼は悩んだ末に福島のチョウク。店の周りはスパイス&ハーブの良い香りがして、期待が高まる。中は意外と空いていて、注文したミールスも割とすぐに出てきた。
食べた感想はというと、これは看板の通り亜州料理であって、カレーを期待するほうがおかしいんだなと。小奇麗なカフェっぽい店でいわゆるエスニック料理としておいしいものを出しますよという店なので僕の望むものとは少し違うんだなと。エスニックとしては僕は麦酒食堂のような空間で食べたいし(ただ店員さんはチョウクを見習ってほしい)、チョウクの洗練された感じは好みではない。ただ、一般的な感覚でいえばこっちのほうが人気なんでしょう。味も、いいですよ。一度食べただけだけど、悪くない。僕はシンズキッチンのほうが好きだけど、あっちは明確に南インドだからね。同じフィールドの比較ではない。あとは値段かなあ。基本850円はいいとして、ジャスミンライスで100円アップ、その他追加メニューてんこもりはなんとなくいい気分にはならない。人気があるのはわかるけれども、通うかと言われれば、場所は差し置いてもちょっとないかな。この辺で誰かと何か食べようという話になれば挙げてみるけど。あ、ヨーグルトとご飯を混ぜて食べるのはおいしかった。これは新鮮。思ってるのとは全然違った。これは騙されたと思って食べるべきですね。結局のところ、こういうエスニックを日本で食べたいという気持ちがあんまりないってことかな。
実のところメインイベントだったコーヒーが休業日という事前調査不足で、時間が余った。金券ショップをのぞいてたら、そうか今森山大道やってるんだった、と思って600円で買いました。
国立国際美術館は平日なんでそれなりに閑散。食事後でもあるし結構歩いてるんで椅子に腰かけて長時間休憩。寝ようと思うと寝れないものだが、目を閉じてじっとしているだけで少しはマシになった。
構成はちょっと変わっていて、近作から入って新宿を見てそこからは年代順でまた新宿に出て近作をもう一回見て終了という、かなり変則的。言い換えると、これは近作を見ろってことなんだと思う。
実のところ、僕は森山大道はあまり好きではない。いい写真だと思うものはあるけれども、あまりにもストライクすぎていやらしいのだ。だからこの展覧会も行くつもりはなかったのだが、大規模な回顧展はそうそう見れないだろうしという気持ちもあって行ってみたが、やはり僕は素直に称賛する気にはなれない。ブレ、ボケ、偶然、プリント勝負。それもいいだろうけど、僕は図録や写真集を買う気にならなかった。嗜好の違いとしか言えない。ただ、カラーはよかった。特にCOLORのシリーズ。横須賀なんかは白黒のヨコスカよりずっといいと思う。近作も、いやらしさはやはり感じるものの、白黒よりはずっと好感を持つ。森山大道といえば白黒なのは知ってる。神格化された存在なのも知ってる。でも僕は僕の好きなものを好きと言う。それだけだ。
コレクション展、桑山忠明WHITE展は、まあ割愛ですね。草間彌生の「ネット・アキュミュレーション」くらいです。あと、財布を落としてひやりとしたけど係員さんが確保してくれてました。ありがとう。
夕食は鶏手羽元のすっぱ煮。おいしかった。