怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

Vampillia、中平卓馬

朝からカルフールへ。パンなどを買って帰って食べる。100円パンに堕落していたころよりはおいしいが、ドーナツの味はいまいち。ほかのパンは良かった。
午後心斎橋へ。sixにて中平卓馬「キリカエ」展。2度目なので観賞に余裕があり、写真の良さが伝わってくる。ああ、そうなんだ、と。カメラは中平さんの目であり、それを的確に切り取ってるんだ、というのがダイレクトに伝わってくる。ほんとうに何気ない風景だけど、それを切り取った視点に立つことで僕が中平さんの意識を感じ取れるというような。会場に小さなDVDプレーヤーがあって中平さんが東京から新幹線と地下鉄でsixに来て、そこから歩いて新世界まで行ってさらに阪堺住吉大社に行って、という道中を記録した映像が流れている。これが面白い。普通なら退屈極まりないものなのに、編集のテンポがよく挟み込む映像のセンスもいいので、ついつい見続けてしまう。中平さんはずいぶんなお歳で足も細々としているのだが、カメラを片時も離さず(前回行ったときにsixの人が話していた)、しっかりと自分の足で歩き続ける姿は素晴らしい。カメラが体の一部になっている人ならではの写真だなと気付かされる。
FLAKE RECORDSでアナ「Hole」2415円。特典は残り2枚。ほかにいくつか視聴したが、基本的にインディーズポップなので気分に合わず。
三角公園で休憩。
サンクスでおにぎり。
時間ちょい前にJENUSへ。いいにおいのイベントではいつものことだが会場が遅れていてかなり待たされる。
最初が赤い公園。高校生らしからぬ存在感があるけれども、趣味には合わない。今日のラインナップにも合ってない。高校生とか10代とかがセールスポイントなのは仕方ないけど、それを取ったら何が残るのか、そっちのほうが僕は気になる。そんな売り文句に惹かれる客がほしいですか。ちょっともったいない。あと、物販にずっと貼りついてないで、交代でほかの出演者も聞いたらどうだろうか。
次がZeroreality。ノイズ系はいいけど、お行儀がよくて僕の趣味ではないかなあ。前のほうでメンバーを見ながら聴いたらもう少し違う感想があるかもしれない。
3番目がThird Eye Foundation。ポストクラシカルな中にアバンギャルドな雰囲気がなかなかカッコ良かった。もっと聴きたかった。
4番目がVampillia。今日はこれぞVampilliaな曲目で、素晴らしいライブだった。ゴシックとかポストロックとかいう陳腐なジャンル分けを超えた何かがある。そういう括り方を許さない、括られそうになったら壊して見せるVampilliaが好きだ。最後、例によって終わる前にステージを降りるオペラさんのギターが機材にひっかかり、簡単に外れそうにないと見てとるとギターを投げ捨てて去る瞬間がVampilliaらしいカッコよさだった。
5番目がMatt Elliott。SEと同期の弾き語りみたいな感じで、素晴らしい瞬間もあるものの、Third Eye Foundationのほうがよかったと思ってしまう。
最後がWorld's End Girlfriend。これで3度目のライブだが、今日も何一つ感じるものがなかった。合わないんだろうね。もう次からは聴かずに済ませようと思う。どのへんがいいのか、本当に全然わからない。
帰ったら日付が変わっていて、疲れた。豆乳のケーキを作った妻に冷たくしたのは疲れもあるけど、そんなのいらないのがいつになったらわかるんだろうという気持ちでもある。