怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

巡る

東京から走ってきたのか

朝、ユニコーンのチケットにチャレンジするもあっという間になくなったようだ。
その後大阪府立現代美術センターへ行き、大阪府20世紀美術コレクション 3人の版画展。
おじさんが受付で暇そうに本を読んでいる。立地からして土曜にわざわざ来るのは面倒だし、といって平日はなかなか来れないし、無理もないけれども展示内容はよかった。池田満寿夫が半分くらいで、そのうち銅版画が4枚。この銅版画がシャガールのように幻想的で、色遣いも素晴らしく、特に「僕のもの おまえのもの」が一番だった。横尾忠則は龍の器シリーズ5枚。89年の作品にしてはかなりいい出来で、特に2と3がいい。一度にたくさん見すぎるとくらくらしてくるので5枚くらいがちょうどいいかもしれない。李禹煥は8枚くらいだったか、質感が気にいった。ボリュームは少ないんだけれども、無料だしゆっくりじっくり堪能できるのもいい。
続いて堀江の萬福寺でなにかフリマのようなイベントをやってるらしいのでてくてく。途中、ごはんや膳次郎で昼食。選択肢が日替わりか丼しかないけれども味は十分おいしくて品数は多いし630円なので満足。お客は僕しかいませんでした。
心斎橋でフリスクをもらい、レッドブルのお姉さんを見かけたのでほしかったけどあまり配ってなくてぶらぶらしてた。それでいいのか。
萬福寺花まつり市は手作りの品物とか食べ物とかあったけど、そんなにめぼしいものもなく、向かいの堀江公園で一人花見。花見っていうか、ビール買ってぼやっと飲むだけ。適度にあったかくて適度に曇っていて、こういうのが一番好き。楽しかった。
KINGKONGでZAZENBOYS「HIMITSU GIRL'S TOP SECRET」300円。
いいかげん疲れてきたけど、最後に心斎橋sixで中平卓馬「キリカエ」展。ただの植木や休憩中の農家の人、看板などを撮ったもので、それぞれが生命力にあふれている。咲き誇るソメイヨシノよりも、ドラム缶で廃材を焼いている光景のほうが美しいんだと知らされる。74歳だそうだけど、撮ることが嬉しくてたまらないのだと感じた。撮影中、カメラはずっと持ったまま、危ないから横から撮りましょうと言われても行っちゃうんだと会場の人が言っていた。住吉大社などで撮ったものをGWごろに出すそうなので、また行こう。
疲れきって帰宅。ごはんはフグの一夜干しともやし炒めという手抜き。妻が具合悪くなったとのことだが、どうだろうか。