怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

朝から京阪で京都に向かう。途中枚方市で乗り換えだったのは予定外だが、まあ順調。後半眠れたし。出町柳で降りて吉岡書店へ。めざすDUNE31号が、1週間前に見た場所になく、そのうえその山もかなり低くなっていて、しまったやられたと思いつつほかを探してみたら、目立つよう縦置きにされているのを発見。ほっとした。案外残ってるもんだなと思う反面、このままあと2週間放置してたらさすがに売れただろうとも思う。よかった。
歩いて三条方面へ。途中、久しぶりに丸太町のマキムラ書店に入る。相変わらず本が山積みで、掘れば何か出てきそうなのだがとうていそんな気になれない。表にだしてあった100円均一から梶井基次郎檸檬・冬の日」の昭和48年版を買う。パラフィン紙もついてるし、なにより旧かなづかいで読めるのがいい。そしてこの本は京都で買うべき本だ。
さらに歩いて二条までおりて、水明堂にて菅野昭正「永井荷風巡歴」300円。状態はすごくいいのに、なぜこの安さなんだろうと不思議に思う。
三条まで意外とすんなり歩け、大戸屋で炭火焼鶏のオレンジポン酢定食。焼目のパリッとした感じがおいしかった。
上映までまだ少し時間があるのでブーティーズレコードを物色、そしてLABORATORYへ。[+]上映会。僕は二人目で、結局8人来た。多いんだか少ないんだかだけど、席の具合から見るにちょうど想定通りなんだろう。上映前にかかっていた音楽がよかったんだけど、聞きそびれた。実験映画といっても様々で、最初の「Quiero Ver」のように宗教と人間の断片を提示するものや2番目の「National Archive V.1」のようにメッセージ性の強いもの、「12 explosionen」のようにアート的な美しさを追求しているものなどがあり、それぞれによさを感じた。このあたりは出品作家でもありキュレーターでもある牧野貴氏の手腕だろう。特に牧野氏の作品「while we are here」は僕も好きなcolleenが音楽を担当しており、そういう感性の近さもよかったのかもしれない。
終わった後、そそくさとワークショップへ。いつもながら値段が高すぎる。もう少し安ければ買いたいものはいくつもあるのに。TORADORAで2枚悩むが、一応やめておく。
阪急で大阪に行き、一旦無人の会社で休憩。一息入れて、○か×へ。その後妻に電話を入れ、今日のJEANASISイベントの出欠を確認。クリスタ長堀のイベントスペースに人だかりができているので、またBRIGHTかと思ったら加藤夏希だった。テレビとかでみたとおりの感じだった。
がんこで回転寿司とビール。いつもながら、計算しながら皿をとる自分のせせこましさよ。でもそんな性格は変えられないんだから。
終わってAVENUE-Aへ。意外とすぐわかった。というか、できて間もないとはいえ、今まで全然気がつかなかったが、かなり目立つ。
チケット余ってたら譲ってくださいと声をかけられることもなく、そして店前に立ってるJEANASIS関係者に不審な目で見られながら入場。ドリンク代いらないんですね。
中は結構小さく、150人入るかどうかくらい。雰囲気は小さなHEAT BEATって感じ。居心地は悪いが、がんこでビールを飲んでるから平気。
最初がフルカワミキ。淡々とした曲調はスーパーカーとあまり変わらず、これがこの人の持ち味なんだなと思う。服は、肩にひらひらがついていていかり肩のように見え、あまり似合ってないと思った。悪くはないんだけど、今一つ印象に残らない感じで、ファン層の見当がつかない。
次が月本えり。11月なのにチューブトップ。やる気満々です。どうせ美人モデルがDJの真似事始めて、ファッション関係のイベントだから呼ばれたんでしょと思ったら意外にしっかりしてた。余裕はあまりないようで、あとシャイなのか煽りがうまくないけれども、でも意外によかった。もちろん近寄りがたい美人でした。
最後がDE DE MOUSE。今日は最初から眼鏡なしで来た。今まで見たのは全部(最初のボロフェスタは記憶にないけど)ドラム帯同だったけど、今日は単身ラップトップセット。最初はちょい低調だったけど後半にかけてもりあがってきて、最後は結構客席をわかせてた。僕もジンライムの勢いでかなり叫んだ。いやー、よかった。最後は汗だくでした。タダでこのライブはほんとありがたい。JEANASISの店員さんらが傍若無人に盛り上がっていて、それもまた面白かった。この後アフターパーティーに一瞬心は動いたけど、場違いな自分を自覚しておとなしく帰宅。