怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

目が覚めて複雑な思いをするのは珍しい。性的な興味など全くない相手を抱きしめる夢ってなんなのだろう。ひとつ思い当たるのは、昨日の妻の話に触発されたという仮定で、それはおそらく正しいけど、だからって。さらによろしくないのは、すごくうれしかったということだ。夢が終わったのが残念なくらいに。でも、現実世界では全くそんな気持ちはないんだよな。まあ同年代の象徴としてわかりやすくその名前がついただけで、その年頃の女の子というだけだということだろうか。それなら、まあ、納得できなくもないですけど。
夕方、映画の前に膳やで鶏照り焼き膳を食べる。出てきたのを見てびっくり、どこが照り焼きだよ、これ。鶏もも肉をゆでてしょうゆベースのたれに浸してるだけ。よく見ると少し焦げ目もついてるから、焼いた形跡がないわけではないが、これは照り焼きとは言わないよなあ。膳やには結構行くが、ここまでひどいのは初めてだ。
8時前にTOHO梅田へ。毎度思うけど、シネコンというのは映画を見に来た気がしない。機械でチケットを買って、どっかの部屋の前に行って、時間がきたら係にチケットを渡すだけ。ガラス戸とか受付のでっかいカウンターとか、その中にパンフレットとか、スナック菓子とか自動販売機とか、古臭いトイレとか。大きな階段と重いドア、広々としたちょっと肌寒い劇場。シネコンには何もない。つまらん。
で、ストーンズの「LADIES&GENTLEMEN」です。期待していたのだが、まず演奏がそんなに良くない。この時期のブートは結構出ているし僕も聴いたが、それらを聴いた興奮に映像がついて更に、という期待は裏切られて、結構しょぼい。スウィート・バージニアとかストリート・ファイティング・マンは良かったけど、全体的にはそうでもない。音もよくないし、映画としてカット割りや照明、エンディングにも不満(オープニングは良い)。お蔵入りになったのは、当時上映できる設備を備えた映画館がなく・・・というのが公式の理由だが、違うでしょ。そんなのなんとでもなる。ロックンロールサーカスと一緒で、出来がイマイチだったからでしょ。不完全燃焼で、ちょっとがっくりしたなあ。