怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

仕事で柏原。ぶどうを売っていて悩む。帰りに日本橋に寄るので邪魔になるかと思いやめるが、買った方がよかったかな。
日本橋で数店まわり、DiscJJでマルホランド・ドライブを1130円。昨春復活書房で買えなかったものなので、しかも1500円で悩んだのが1130円だからうれしい。しかしこの半端な値段は何。
京極夏彦「旧怪談」を読んでいる。去年の花火大会で買ったやつ。耳袋の現代語訳なのだが、直訳ではなくところどころにオリジナルで補っている。原文は簡潔な記録なのが、この補足で怪談としての値打ちが出ている。読んでいて思うのは、何かしらの説明(誰それの怨念とか神様の霊験とか)がつくものより、何の説明もつかない出来事のほうが怖い、ということ。何かが起こってそして終わるが、なぜそんなことが起こったのかは結局わからない。わからないところが怖い。わかっていれば、怨念というものを信じるかどうかは別にして、一応話は終わる。わからないから終わらない。ずうっと引きずって残っていく。本を閉じてもまだ残っている。それが怖い。
夜早く眠くなったので11時過ぎに寝る。