怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

朝から京都国立近代美術館に向かう。阪急が混んでて座れない。年寄りは平日出かけてほしい。
電車内で早くも空腹感を覚える。そういえば昨晩はおにぎりと缶チューハイとビールだけだから無理もない。白川沿いの見事な桜を見つつ歩き、平安神宮前のセブンイレブンで500mlパックの小岩井コーヒーを買ってあっという間に飲んでしまった。どうやらのども渇いていたらしい。
「マイ・フェイバリット――とある美術の検索目録/所蔵作品から」展は、近現代の美術作品を中心にしているが、選び抜かれた傑作というわけでもなく、どことなく不満な印象。もちろん澤田智子「ID400」など見たかったものもあるしやなぎみわも「fortunetelling」「次の階を探して I」「案内嬢の部屋1F」と3作品が出ていてうれしいのだが。ただ、その「案内嬢の部屋1F」の展示がひどい。入ってすぐのところにあって非常に目立つのはいいが、薄暗い割に光が写りこんでとても見づらい。横浜美術館で見た時には感動的だったというのに、まるで良さが伝わらない。この作品には適度な光と空間が必要だということがわからないのか。憤慨。さらに図録もひどい。白黒ってどういうこと?もちろん図録本来の意味合いからすれば白黒で問題ないのはわかる。だったら紙質を落としてペラペラの図録にして安くしてくれ。それならわかる。1400円って、中途半端すぎる。
白川沿いの見事な桜を見つつ帰る。帰りは光の具合もいまひとつで人も多かったので、行きのほうが良かったな。
昼食は大戸屋。初めてテーブルに通された記念すべき日になった。
Art Rock No.1では収穫なし。HeightsでTEX LA HOMA「SOME LOST BLISS」1000円。ポイントが貯まって1000円引きの権利をゲットするという記念すべき日になった。歩いて今出川に向かい、途中播磨屋ステーションで休憩をもくろむが長蛇の列を見てあきらめる。無料だからってそんなに並ぶなよ。護王神社で小休止して、バザールカフェにはほぼ時間通りに着いた。
キャラメルホットラテを注文して開演を待つ。ヴォリーズ建築ということだが、実はそれらしさはあまり感じられず、むしろ庭が素敵だ。荒れてあまり手の入ってない、人によっては怒りだしそうな状態だが、野趣というほどでもないがそこに寛容さが感じられてくつろげる。
水瓶の演奏は休憩を開演の遅れと途中休憩があったとはいえ5時まで、つまり2時間。実質でも1.5時間くらいで、結構な曲数だった。春の日差し、少し肌寒いが日が射すと暖かみのある、いい気候での庭ライブだった。できればほんとに庭に入ってやってくれたらもっと良かったかも。ただ、正直言うと、しばらくはいいかな、という気持ちにもなった。何が悪いわけでもないんだが。あと、客席の身内ノリも好きじゃない。アンケートに協力はしたかったが、筆記具なんか持ってないし借りようとしたら先客が急ぐでもなく延々と借りてるしでたまらずに帰ってきた。