怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

作家性

午後、「ミルク」を見る。「ハーヴェイ・ミルク」を見てから見ると、ドキュメンタリーとは違う、ドラマならではの盛り上げ方に感心してしまう。自身もゲイであるガス・ヴァン・サントだが、過度に肩入れしている風には見えず、立ち位置は適切だ。射殺直前の映像はまさにス・ヴァン・サント。なにがあの空気感を生むのだろう。照明?ピントのぼかし具合?カメラワーク?ドラッグストア・カウボーイ以来、この空気感は誰にも真似できない、独特のものだ。
夜、「恋のトビラ」読了。島本理生森絵都がよかった。石田衣良は・・・どうにもあざとさというか、「僕巧いでしょ」な感じがこびりついていて嫌みだ。そういうほうが売れるんだろな、とも思うだけに尚更ね。