怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

淋しいね

朝から高槻に行ったので、別所のブックオフに寄る。携帯片手に105円コーナーにいる男が二人、噂に聞く背取りという奴だろう。昔は背取りといえば知識を蓄えてやるものだったが、今では携帯があればだれでもできる。おかげでこちらは掘り出し物が激減して困るのだが。ただ、何かのブログで読むと頑張っても日販1万、月収で20万程度らしいから、結構大変だ。開店と同時くらいに来ないとこうして先を越されてしまうのだろうし。
夕方は出屋敷・尼崎方面。関西に住んで16年近いのにようやくかんなみ新地というのを見た。飛田新地は結構こぎれいだし、独立集積しているが、こちらは相当なぼろ家でしかも商店街のはずれ、住宅地のそばという恐ろしい立地。そのせいか、顔見世は裏に回っているようだ。まあそのほうがいいよな。利用しようという気はかけらもないけれども、迷惑のかからない範囲で見学くらいはできてよかった。
尼崎は古い町なので、歴史を感じさせる古いお店も多い。50年前はハイカラと言われたような喫茶店とか。ただ、尼崎の場合は、どこか生臭い、強いものを感じさせる。京都や滋賀や、いろんなところのそういう物件とは少し趣が違っていて、本当のところ好みではない。もっと何か、枯れたようなのがいいなあ。尼崎は全然枯れてない。
豊川座敷さんのMIXIによれば、マイマイさんは昨日で脱退、代わりに西岡君が入るようだ。春くらいと言っていたのが早まったのは、クビになるくらいなら辞めてやるってことだったんだろうか。昨日もマイマイさんだけ淋しそうだったもんな。最初に豊川座敷をサポートした功労者とも言えるメンバーだったのに、本当に残念だ。泥臭いけれど迫力のあるプレイも印象的だった。
正直なところ、マイマイさんをうまいと思ったことは一度もない。猫敷がバンドとして成長していくには切るしかなかったのもわかる。でも、残念だ。せめて最後のライブくらいは何か言って欲しかったし、そうでなくてもせめて公式にコメントくらい。
メンバーチェンジ問題になるといつも思い出すのがズボンズのドラマーだ。昔ドン・マツオが雑誌のインタビューでドラマーがブッカからアツシに代わったときにこんなことを言っていた。「今度のアルバムはきれいな音で録りたいと思って。きれいに録るってことはうまくなきゃいけない。ということはドラムを代えるしかない」ここまで言われたらもう納得するしかない。そのときのドン・マツオにはそう思わせる迫力があった。