怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

仕事後大阪市立近代美術館に向かう。未知へのまなざし展はシュルレアリスムの企画。以前は好きだったシュルレアリスムだが、今は全然興味がない。昔本当に興味があったのかどうかも疑わしい。ただ影響されただけじゃないのか。
関西文化の日だけあって、人が多い。ジャン・アルプ「植物のトルソ」が曲線の組み合わせが素晴らしく、5周くらいまわってしまう。それなのにあまり注目を集めていないのが不思議でならない。ほかにハンナ・ヘッヒの「マイスター」瑛九「顔」などもよかった。コーネルの箱以外の作品を初めて見たが、結構いい。エルンストのエッチング作品よりよほどいい。エルンストも、「偶像」とか「灰色の森」(国立国際美術館)はいいんだけどね。博物誌とか百頭女とか、どこがいいのかよくわからない。デュシャンの大ガラスもわからない。未完だが構想が評価され代表作・・・わからん。今日初めて大ガラスがglassであって鴉じゃないことを知った人が言うことじゃないが。1時間ほど見ていると原因不明の猛烈な空腹感(ひだるがみ)が襲ってきて、仕方なく帰宅。どっちにしてももう15分くらいしかいられなかったが、作品を堪能できなかったのが心残り。
それにしても、大阪市立近代美術館恐るべし。ほとんどコレクションだけでこの充実度は異常。