怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

Still/Motion

9時の予約に間に合うように家をでる。つまりいつもどおりで、9時前に病院に着いた。いつもどおり検査を先にやってもらうように伝言したが、今日は問診からとなった。これが普通だから別にいいのだが、先生が何も言わないのが怖い。怒ってないですよね?今日はレントゲンと心電図もとった。久しぶりだが、確かにたまにはやっておかないといけないのだろう。結果はほぼ異常なし、心肥大は進んでおらず逆流も少量のままらしい。安堵。今日は患者さんがやけに少ないのが気になった。おかげで10時半には終わったのはいいことだが、以前のように患者があふれていたほうが安心感がある。
終わってすぐ西梅田献血ルームへ。美人の看護婦さんとおしゃべりしていて、あっという間に終了。少しふらつくように思うが、問題なし。前回の成分献血は何が悪かったのだろう。ジュースとカントリーマアムでお昼前と言うのに空腹感はなし。ただ、おみやげがなんにも無かったのは残念。世の中世知辛くなってきたなあ。
食べる気がしないのでランチをすっ飛ばして国立国際美術館にて液晶絵画展。気に入ったのが、ビル・ヴィオラ、ジュリアン・オピー、ブライアン・イーノ鷹野隆大千住博の諸作品。ビル・ヴィオラのは、どういう意図なのか図りかねていたが、ずっと見ていくと人間が景色に同化していき最後にまた現れるところがポイントのようだ。これはある程度の時間見ないとわからない。更に言うと、最初から見ずに途中から見たほうがおもしろい。ジュリアン・オピーは前から好きで、今回ほかに4作品見れたのがよかった。私としてはリキテンシュタインよりずっと好きだ。いわゆるポップアートの一種のようでもあるが、ただそれだけにとどまらない何かがあるように思う。まあポップアートはアートと認めていないわけだ。ブライアン・イーノビル・ヴィオラとは反対にどこからどこまで見てもいい作品。これをずっと座ってエンドレスで見たくなる。何がどうでもない、環境音楽を聴きながら風景を見るのと大差は無いのだが、でもそれが気持ちいいからいいのだ。鷹野隆大は、人間の体ってなんて人をひきつけるんだろうと思わせる。それがバラバラで持ち主の顔とは無関係にパーツとして提示されているだけに、その思いが強くなる。千住博は、山の中でぼーっとしている感じ。それが美術館の中で達成されているところがすごい。逆にあまりそそられなかったのがヤン・フードン森村泰昌、チウ・アンション。全体的に美術とは?芸術とは?といった脳髄に迫ってくるものではなく、癒し系の見ていて和みながら時間がたってしまうような展覧会だった。中身がないといってもいいし、これは絵画ではなくアートフィルムではないかといってもいいが、私としては気に入った。5/18は無料になるなしいのでもう一度行ってみてもいいかもしれない。常設展のほうはさすがに見たことのあるものが多く、また液晶絵画展で癒しモードに入っているせいかあまり響いてこず、流してみるだけになった。
帰途、マクドナルドの前を通り過ぎるとアイスコーヒーを無料で配っていたのでいただいた。まあおいしいっちゃおいしいが、特別にどうというほどでもないような。タダとしてはすごくおいしいです。
夕食は献血ルームにあったオレンジページ仕入れたメニューを作成。いまいちかな。でも妻は喜んでくれたのでよかった。