怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

自転車に乗れ

朝、ふとチャンネルをあわせたBSで建築物の番組をやっていた。「コアのあるH氏の住まい」が取り上げられていた。初めて見た建物だけれど、これはいい。正面から見たところは唐招提寺を彷彿とさせる形をしている。堂々としていてそれでいて人間味があり、開放的である。利便性については多少犠牲にされているところもあるだろうが、極端なものではなさそうだ。何より、個人の住宅としてちゃんと50年使われ続けているところがいい。こういうものは価値を理解して守っていかなければいけない。それがお金を持っている人の役割だと思う。
昼から妻と自転車で出かける。ガリガリ橋のところで早くも音を上げていたが、それでも最後まで走り通したのは立派だった。
まずミドリで洗濯機のくず取りを購入。続いて妻が強硬に主張する淡路島バーガーへ。10分ほど待って食べた淡路島バーガーはまあおいしいといえばおいしい。パンが少ししっとりしているのと、追加で入れた(最近何でも「トッピング」というが、あの言い方は嫌だ。絶対言わないぞ。)オニオンリングの食感がいい。油とソースが多めなので、まあおいしく感じやすいのは確かだが、卵とオニオンリングを追加したから700円だ。700円ならこのくらいの味はしなけりゃ嘘だろう。もちろんまずいとは思わないが、特別ひいきするようなものでもない。500円とか、せめて600円ならまだしも。妻は喜んでいたが、私としてはかなり疑問に感じる。
続いて家具の富士へ。いいものをいくつか置いているが、買うほどのものはなし。残念。
妻の知り合いである足立氏宅へ。初対面の人と話すのは苦手なのでいなければいいいと思っていたが、生憎在宅。ただ、それほど苦手なタイプではなかったのでさほど苦痛ではなかった。家は戦前からの共同住宅で、こういうものが次々消えてゆくのを見てきたので、中に入ってみるのは感慨深い。もっともじろじろ見るわけにはいかなかったが。年をとって一人暮らしだったら、こういうところでひっそりと暮らしてみたいという思いは強い。あっと言う間に音を上げるかもしれないけれど、そこには不思議な魅力がある。
その後ららぽーとへ。妻の買い物に付き合わされる。無駄な2時間。馬鹿馬鹿しい。テールをグラム175円で買えたのが唯一の収穫。帰りは6時を優にまわっており、寒くなっていた。もっと早く帰れば川原を自転車で走る気持ちよさを味わえたろうに、残念だ。