怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

白い京都

建仁寺とか

少しうきうきと京都に出かける。快晴。雪はまだ十分残っているが昼過ぎには消えてゆくだろう。
大宮から綾小路通を東に向かう。町家の屋根からとけかけた雪が滑り落ちる。雪解けの水が太陽にひかりながら滴り落ちる。道路は濡れて空気中のほこりは雪に吸い取られて澄んでいる。
TOYOはお休み。寺町の少し手前で繁盛していそうなお店を発見。なんだろう。guriguraというらしいが、今度妻に教えてあげようか。でも本に載っている店でないと価値を感じない人だからなあ。
本当は大徳寺高桐院にでも行ってみたいところだがちょっと遠い。それよりは近場がいい。で、今までなぜか行ったことのない建仁寺に行ってみた。途中の道も今まで通ったことがない。関西に14年近く住んでいてもこういうことがあるのだ。不思議なものだ。
建仁寺で何をどうするということもなく、雪に覆われた庭などを歩いてみるだけ。それだけだが、でもそれがいいのだ。
ついでに東山にまで足をのばし、空腹により下山、コープインにて昼食。相変わらずの客の少なさ。でもコストパフォーマンスはなかなかで、今日のチキンフライ香味ソースもなかなかのものだった。途中中国か韓国の観光客が入ってきて店員さんが苦労しているようだった。全然言葉が通じないのに思ったことを言おうとするあの姿勢はすごい。ちょっと迷惑で、静かであるべきひと時が消えてしまったけれど。
その後中古CD屋まわり。今日は蛸薬師通り沿いの2Fにあるレコードショップハイツと三条木屋町のWORKSHOP RECORDSを開拓。WORKSHOP RECORDSには昔一度入りかけたことがあったはずだが、マニアックそうな店構えに恐れをなして逃げ帰った記憶がある。まだやっていたことにびっくりだが、それよりも廃墟寸前のあのビルは魅力的だ。