怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

素晴らしき日曜日

朝から散歩。立花まで行って戻る。途中、楽という蕎麦屋を観察する。店構えは真っ当な蕎麦屋だが、「うどんはじめました」の看板にげんなりする。居酒屋メニューはともかく、これはないだろという気持ちになる。1時間ほど歩いて帰宅。体がずいぶん暖まる。
昼から妻とダヴィンチにて誕生日記念ランチ。客入りはほどほど。接客はいまひとつ。特に何が悪いわけではないが、黙って皿を置いていくのは感じのいいものではない。あと、注文をとるときに聞かれなければ内容を説明しないのは不思議だ。味はまずまず。妻の頼んだフェットチーネは濃厚なチーズが印象的でダヴィンチらしい満足感のある一品。具材はないんだけど。鯛と車海老のグリルも香りがよくなかなかいい。私のボンゴレビアンコはいまひとつ。まあこれはオーダーミスだった。酒を飲まない私にとってはランチのほうが気兼ねがない。また試みたい。
3時ごろ帰宅、妻と「人間の証明」を見る。今まで見たような気になっていたが、どうやらCMなどの印象が残っていただけで見たことはなかったようだ。社会派推理ドラマとしてよくできているが、名作とは言いがたい。名作を作ろうと思っていたわけでもなさそうだが。
夕食は簡単に妻が作り、といっても十分なものだけれど、夜「ドラッグストア・カウボーイ」を見る。一度見たことがあるし別にいいかと思っていたのだが、いざ青文字のタイトルを見るとテレビの前に座り込んでしまった。ガス・ヴァン・サントの作品はエレファントもマイ・オウン・プライベート・アイダホもそうだが、独特の空気感がいい。言い方を変えると、この空気感がなかったらガス・ヴァン・サントの作品を見る理由がない。切ないとか空虚とかそういうものとは似ているようでやはり違う、そんな作品だ。