怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

新店

ケーキを買おうと妻が言うので、いつもどおりのウォルターピークファームではなく違うところで、せっかく日曜だし、ということで他の店を探すことにした。西宮でいくつか探しているうちにたどり着いたのがパティシエ・エイジ・ニッタ。地図を見るとどう見ても住宅地の真ん中である。なんとなくこれはいけるぞと思うこの勘はどこから来るのだろう。車で出かけ、わかりにくそうで簡単にたどり着く。駐車場は3台分、警備員がいて案内してくれた。店は2階建てアパートの1階。店の向こうでは洗濯物が翻っているという、生活感あふれる店構えだ。
思案の末に買ったのは苺のミルフィーユ、和栗(のモンブラン)、西北ロール、シュークリーム。
苺のミルフィーユは縦になっているので少しだけ食べやすい。少しだけ。で、このミルフィーユが香ばしい。クリームとラズベリーのバランスもよいし、これは上物。和栗は妻曰くベストスリーとのこと。クリームだけではなんということもないが縦に上から下までで食べるといいらしい。西北ロールはさほどではない。スポンジがやや固い、ただ生地の味やクリームとのバランスは良好。シュークリームはクリームがやや固めで味もいまひとつだが、皮の香ばしさがよい。全体で言えば、当たりといっていい。最初は地味なケーキだが、その分最後までおいしく食べられるし、しっかり甘いのにくどくない。おそらくこの店はスポンジではなく焼き菓子と焼き生地の上のクリームケーキが美味い。次はそこを狙って買って見たい。