怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

LYNCH IS BACK

昼、インランド・エンパイアの整理券をもらうため新梅田シティに行く。ご苦労なこった。苦労の甲斐あって7番。
昼食は前から気になっていたAQUA麹。デトックス定食900円。なんというか、普通の食べ物をこぎれいに盛りつけただけのようにも見えるのですが気のせいでしょうか。だいたい牛肉の冷しゃぶのどこがデトックスなんだ。知らないけど。店員さんは異常に親切で、店の外までお見送りをしてくれた。もてている気分になれて大変うれしい。
ファーストキッチンで簡単に食事。食べ過ぎると眠くなるので加減が大切だ。オムスパバーガーは美味いといえば美味いが、しかし発想が不思議だ。ケチャップスパゲッティを玉子でくるんでバーガーに入れるなんて誰も考えないと思う。ねぎ塩カルビポテトは塩辛すぎ。やはりフレンチフライにするべきであった。
少し前に劇場に到着、チラシを眺めるのも久しぶりだ。やっぱ映画館っていいよね。
結局人数は大したことはなく、ガラガラとは言わないがサービスデーとしては寂しい客入り。こんなものなのかなあ。
映画はロストハイウェイやマルホランド・ドライブと似たテーマだ。つまり、人間はいくつもの人生を同時に生きており、どれも真実でありどれも幻想である。
3時間、眠気を催すこともなくあっという間だったから決して悪い作品ではない。良作だろう。難を言うなら、リンチ流のユーモアが少なくバランスが悪いこと、そして異世界のような魅惑的な映像に欠けること。見た当時の衝撃から言えば、前2作のほうが凄かった。というわけで、やや不満は残るが、しかし多くの人に見られるべき作品であることも確か。
意味なんていらない。映像を前に感じること、それだけが映画を見るときに必要なことだ。