2007-08-16 古本屋というもの 福永武彦「廃市」読了。なかなか興味深い作家である。などと新人扱いしてはいけない。大家というでもなく古典というでもなくまた現在のというでもない、いわば裂け目のようなところにこうした作家を忘れてしまっていることを知る。 午後散歩。三ヶ森のブックオフは冷房無し。どこやらで日本最高気温を更新したこの日にこの度胸は素晴らしい。暑さにはうんざりするが本の背表紙を見ながら汗が滴り落ちる感触も悪くはない。