怠惰な日々

　＊blogではありません。日記です。

3連続の2日目

朝からちょっと雨模様でなかなか出かける気がしないがそういうわけにもいかずお昼頃になって家を出た。雨のおかげで電車は空いている。河原町からバスで百万遍まで行き、雨がパラパラ落ちかかる中折り畳み傘を手に持ちながらボロフェスタへ。いやその前に生協で腹ごしらえだ。いろいろ取ってたら504円。栄養分がレシートに表示されている。すごいな、最近の生協は。九大は多分相変わらずだと思うが、ちょっと確認しておきたい気がする。しかし塩分4.5gですか。そんなに多いですか。がっくり。
例年通りしょっぱなから押し気味の進行らしく、13：50からのはずのA.S.P.がまだ始まったばかりっぽい。実力があるのは認めるが苦手なタイプなので引き気味に見ているうちに終了。続いて野外でTHE BEACHES。レゲエっぽいバンドで真夏に似合いそうだが生憎秋である。レゲエもそんなに好きじゃないし、と思いながら見ていたが結構引き込まれる。キーボードのお姉さんの出す音が独特でついつい聞いてしまうし、どうでもいいはずの音楽のくせにいつのまにか身体が動いている。けっこう良かったです。
次は西部講堂でELECTRIC EEL SHOCKだがそのまえに特設ステージでヨーロッパ企画。面白い連中でついつい最後まで見てしまう。ELECTRIC EEL SHOCKはバンド名でいやな予感がしたというのもあるけど、行ってみるとやはりヘビメタっぽい、一番合わないタイプだったのですぐに出て広場をぶらぶらしながらカシスグレープフルーツを飲む。野外でmooolsというバンドが演奏開始。+/-とツアーをやるというので少し期待していたのだが、タイプが似ているだけでさほど感心はしなかった。特設ステージでDJ HANDSOMEBODY TECHNIQUEが始まって、1曲目がニューエスト・モデルだったのでおおっと思いながらベンチに座って聞いていると睡魔がやってきました。さっきのカシスグレープフルーツが効いてきたようだ。少し眠気が去ったところで、そうだ今ちょうど西部講堂でTHEATRE BROOKだようっかりしていたよと気がついて中に入ると演奏の真っ最中。しまったなぁ、と思いながら聞く。いや、さすがベテランの貫禄、いい演奏です。名前だけは、あと佐藤タイジのルックスだけは知っていたけれどもこんなにいい音楽をやっているとは全然知らなかった。こういうアーティストを再発見できるのはフェスの喜びでありボロフェスタのセンスだな、と感謝。野外でALOHAの演奏が始まったようだったがとにかく終演まで聞き届けて外に出る。ALOHAは期待した通りの演奏ではあるのだけれどもライブとしては少々物足りない。夕暮れの時間帯にはぴったりなんだけれども盛り上がりとか高揚感とかがあまりやってこない。決して悪くはないんだけれども。むしろライブハウスで見た方がいいのかもしれない。そしてキセル。ライブを聴くのは2回目だと思うが、やっぱりいい演奏です。でも野外でやったほうがもっと良かったかもしれない。そしていよいよ野外最後はLimited Express(has gone?)。CDを試聴した限りではあまり魅力を感じず、ドン・マツオが惚れ込んでいる理由がよくわからなかった。今日の演奏でも好きになったわけではないけれども、でも少しいいな、とは思った。最後まで聞けたしね。ステージの上に満月が白く輝いていて、秋の風に乗って雲がすごい早さで流れて行く。月は月で美しいのではなく雲がかかるから美しいのだと飯田くんの轟音ギターを聞きながら思った。Limited Express(has gone?)は飯田くんのイメージが強かったが、今日見ているとYUKARIの存在感の大きさにも気付いた。終わった後、すぐにゆらゆら帝国のために西部講堂に入ろうと思ったらすごい列ができている。なぜかはわからなかったが並んでいると特設ステージでサイプレス上野とロベルト吉野の演奏が始まった。MCとDJという典型的なやつで、興味は無いけれども「タイムテーブル見てびっくりしたぜ」とかゆらゆら帝国の裏にされてしまったことを嘆きつつやっているのがなんともおかしい。さて、入場に時間がかかったがゆらゆら帝国スタート。最近のパターンで、前半に激しい曲を持ってきて後半クールダウン。前の方に入って行けたのでモッシュほどではないが人ごみの中で踊る。汗臭い男だと後ろに下がりたくなるが幸い女の人だったので痛い思いをする事も無くラッキーだった。ただ、演奏的には少し不満。もう少しいい演奏ができるはず、という思いを残しつつ終演。今日も9時半です。というか、時間通りにやる気がないだろ。といつも思う。
バスで3条まで行き、なか卯で牛丼。前食べた時よりはおいしかったが、昨日の豚丼のほうが上。おしゃべりに夢中の外人3人組を尻目にさっさと食べ、飲み歩く若者をかわしながら駅に向かい、なんとか10時の電車に間に合う。家に着いたら11時半。遠いのが難ありだよな、ボロフェスタは。