怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

1日目

スキポール空港のトイレ。位置が高い。

いよいよ出発だ。
朝6時過ぎに起きるが準備は前日にほとんど終わっている。手持ち無沙汰のまま7時過ぎに家を出て、阪急に乗る。この時間でも通勤客は結構多いがトランクが邪魔になるほどではない。JRに乗り換えて順調に空港に着いた。チェックインカウンターは団体客が非常に多く混雑している。コードシェア便のリコンファームの要不要を聞いたり(不要)しておく。妻は免税店で早速お買い物。邪魔にはなるが、関空の免税店は安いので致し方なし。AMEXのラウンジが見つからないが、そもそもラウンジに行く時間も無い。搭乗時間が迫ってきたのでシャトルに乗る。一緒に乗った金髪の人がかなり流暢な日本語で携帯電話中。新大阪で新幹線にジャケットと財布カードその他全部忘れてきたらしい。チケットとパスポートがあったことが不思議なくらいの豪快な忘れ方だ。日本の知人に回収を依頼しているらしい。オーストリア人のようだが、一体どういう人なのか興味津々だが残念ながらすぐにゲートに着いた。
飛行機は各席にモニターが備え付けられ映画や音楽、ゲームが自由にできる。妻が喜んで立て続けに映画を見ていた。少し眠ろうとは思うのだが、狭い席でそう熟睡できるはずもなく、左隣のよく寝てるフランス人らしきおばさんがうらやましい。1時間ほど眠れればいいほう。退屈だ。機内食はまずまずの味で、特に2度目の食事にはSUDOKUがついていて気が利いている。窓際の席でトイレには多少不自由したが、特に問題もなくスキポール空港に到着した。
乗り換えに戸惑うかも、と思っていたがそんなことは全然なく、簡単なものだ。心配していたのが馬鹿馬鹿しくなる。日本人も非常に多い。免税店は充実しているが、ユーロ高のため安さは感じない。美術館はレンブラント(じゃなかった絵画)の特集で、興味は無い種類のものだが良い時間つぶしになる。というか、美術館の審美眼でも間違ったりする事があるんだなあ。
空港を1周しそれでも暇だというのにプラハ行きの便はDelayedになっている。日本時間ならもう深夜のはず。やれやれ。といっても一応30分ほどの遅延ですみ、なんとか搭乗。途中ドリンクとサンドイッチが出てくる。スキポール空港ではユーロの手持ちが無い上に何もかもが高かったので飲食はせず空腹だったので助かった。プラハに到着。到着のとき荘厳なシンフォニーが機内に流れる。これがプラハ交響曲だろうか。夜9時過ぎという遅い時間のため空港はがらんとしていて、さびしい感じだ。荷物が出てくるのを待つ間に両替。本当は外でやったほうがいいのだが、外で何もないと困るから仕方ない。ここで計算書をもらうのを忘れてしまう。計算は合っているから問題はないのだが(レートが悪すぎるのはともかく)、こういう失態は避けなければならない。
外へ出て少し右にAAAタクシーの乗り場が見える。ちょうど最後の1台が行ってしまったところだったが、数分もせずやってきた。順調。運転手は大柄の男で悪くなさそうだと思っていたら運転はかなり荒っぽく、100km/hくらいでぶっ飛ばす上にカーブでもあまり減速しないのでひやひやする。それでも無事にホテルに到着。早く着いたのはありがたい。20分あまりだったろうか。490コルネは予想していた金額より安い。550コルネ渡してあげてホテルに入る。チェックインは無事終了。小さく落ち着いていて気品のあるホテルだ。エレベーターが小さいため荷物はポーターが後から持ってきた。チップ20コルナ。部屋は少し小さいけれども日本標準よりは広いし、エアコンもついているしバスタブもある。換気扇が動かないことを除けば良い部屋だといっていいだろう。
疲れたので荷物を少し整理して早々に横になる。