怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ラッキーデイ

京都は紫野に行った帰り、バス代節約も兼ねて歩いて北大路駅に向かった。
大徳寺のなかの道は両脇に人の背丈ほどの土塀があり、その向こうに寺院の気配や竹林がある。有名な観光地でもあるのだが、今日は天気が悪いせいかそれとも時期のせいか、人は少なく静かさを楽しみながら散歩が出来る。いつだったか、妻と来た時には結構な数の人々でずいぶん騒がしかった記憶がある。騒がしいといっても団体客さえ居なければ我慢は出来るだろうけれども。騒がしい京都より、寒くて雨が降っていても静かな京都かといえばそれは当然静かな京都だろう。それに、しとしと降る程度の雨ならばむしろ景色をきれいにしてくれるから好ましい。
北大路の少し手前にある竹濱義春で洛北の白餡を四つ購入。560円也。山崎重子さんの本で読み、今日の目的は実はほとんどこれである。なんともひっそりとした店ではあったが、固定客がいるだろうからみかけよりは繁盛しているのかもしれない。
北大路駅上のビルでは十字屋のセールをやっていた。竹村延和の「フィナーレ」を525円(!)で、エルヴィス・コステロの「ザ・デリヴァリー・マン」(新品輸入盤)を1000円で購入。その横ではCANCIONというデュオがイベントをやっていた。上手下手でいえば上手ではある。興味が無いのでろくに聞きはしなかったが、そういう人の目の前で歌うのはなかなか辛いところだろう。私は以前なら聞いている振りくらいはしたところだが、神経は年齢とともに図太くなっているので気にせずにCDを漁っていた。申し訳ない。
帰宅後食べた洛北はなかなか美味。機会があればまた食べてみたい。