怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ピーポー

仕事で京都方面へ。
城陽から京都廻りで大阪へ戻ろうとして奈良線に乗ってから調子がおかしくなった。
少し息苦しかったのが段々ひどくなり、めまいがしてきた。大阪に戻ったら病院に行こうと思ったが、指先が冷たくなり震えが止まらない。息苦しさは増すばかり。
「こりゃ弁が本格的に駄目になったのか、もう人工弁だな、すぐ手術かな」などという想いが頭をよぎる。どうやら大阪までは持ちそうにない。京都で病院に行かないと、と思ったがそれも歩いていけるかどうか怪しい。
やっと京都について席を立ったが、やっぱりふらふらで頭は朦朧としている。なんとか駅員さんに救急車を頼み、へたりこんだ。
救急車の来るのが長いこと長いこと。苦しいが今すぐ死ぬというほどでもないようだったからいいが、もっと悪かったらどうなるんだろうか。
やっと救急車が来て、一旦車椅子で駅構外に搬出、担架で救急車に乗せられた。
幸い駅北の武田病院というところが受け入れるというのでそちらに回って案外すぐに病院に入った。
救急隊員や医者はさすがに専門家だけあって、症状を見て過換気症候群を疑っていたようだ。
息を意識的にゆっくり吸うように指導され、段々落ち着いてきた。一応心電図やレントゲンをとり、血圧や血中酸素濃度を見て、ほかの原因もなさそうだということになったらしく、処置室にしばらく寝かされた。
古賀まりという女医さんが救急担当で見てくれたが、心配していた心雑音もないという。心電図も異常なしなので、弁は問題なさそうだ。
不安な心を落ち着かせるようにゆっくりと丁寧に説明してくれた。搬入直後に診てくれた医者はいい加減というかビジネスライクな対応だったので不安心理が募ったが、古賀先生は今後の対応なども教えてくれた。迷惑だったろうに、本当にいい先生だと思った。
まだまだ頭はぼーっとしていたが、診てもらうこともないので病院を出た。
結果的には心理要因で起こるものなのに救急車騒ぎにしてしまって恥ずかしいこと限りないが、心臓が悪いのだからそう思ってしまっても仕方ない症状だったと思う。
体に不安を抱えている以上、今後もストレスでこういうことが起こりうるのかもしれない。
残念だが、なんとか慣れるしかないのだろう。
ただ、心臓に異常がないとわかったのは良かった。あとはポリープの検査結果待ちだ。