怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ボロフェスタ3日目

今日は妻と一緒に出かけた。
妻の目的はライブよりむしろ一澤帆布店のほうのようだが、その一澤帆布が臨時休業。
一澤帆布はそもそも地元で長年地道にやってきたお店だから、お祭りなどで臨時休業するのは知ってはいたが、ここまで来て休みはショックである。しかしどうしようもない。
少し遠いが、京都散策を兼ねて西部講堂まで歩く。陽射しと風の具合がほどよい、デート日和だ。
つくとすぐに2番手の溺れたエビの検死報告書が始まった。全員がエビの扮装をしているから一瞬色物バンドかと思ったが、どうしてどうして、素晴らしいバンドじゃないか。怪獣映画のサントラのようでもあるが、オリジナリティあふれるリズムと旋律、それにビジュアル面。CDが売れるかというと売れないだろうが、しかし一見に値する良いバンドだ。
次のドーベルマンは興味なし。
小島麻由美は少し期待していたのだが、可もなし不可もなしといったところか。悪くはないが、ドラムレスでやったほうがよかったような気がする。
特設ステージのニーハオ!は期待していなかったのだが、聞いているうちにだんだん良いような気がしてきた。コード進行は単純なのに、3人のかけ声(?)の入り具合がセンスある。何よりも楽しそうにやっているのがいい。
ロボピッチャーは、いいバンドなのだろうが、残念ながら趣味じゃない。でも売れるかもしれないな、という感じ。
モユニジュモなんとかというラップはパス。妻がトイレを借りがてらにマクドナルドで買ってきたハンバーガーとシェークを生協の階段で食べる。クラブボックスのトイレが嫌だったようだが、男子に関していえばきれいなものだったと思うけど。
そしてNathalie wise高野寛は少し老けたようにも見える。なんといってもBIKKEがカッコいい。どこがどうというわけでもない普通の服を着ているのに、それが滅茶苦茶決まってる。ネーム札を下げたまま出てきたのさえカッコ良く見えてしまう。妻は「思っていたのと全然違ったがカッコ良かった」と言っていたが、どういうのを想像していたのだろうか。後半カレーのにおいがしてきて、「誰か食べてるのか?」と思ったが、その謎は後で解けた。スタッフがカレーを作って出演者に出したらしい。なんかいいよね、そういうの。
野外ラストはZOOBOMBS。凄い。盛り上がってもあまり手を挙げたり叫んだりしない私が、拳を振りまくり、叫びまくり。これでライブがRaindogsとかだから不思議だ。でも、樋野さんのサックスは今ひとつだったように思う。
そして遠藤賢司バンドで締め。今日の石塚俊明のドラムは今ひとつだったように思ったが、しかし遠藤賢司57歳、素晴らしい演奏である。日本の宝だ。最後の「夢よ叫べ」がこれまでにないくらい胸に沁みた。
最後、エンドロールが流れ、それも見たかったのだが、帰りのこともあるので悪いけど帰らせてもらった。
それにしても、ほんといいイベントだった。スタッフに感謝したい。ありがとう。