怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

外に出た時にサーティワンに行き、ラブなんとかいうのを食べる。コーヒーで休憩もいいけど、これも結構ほっとする。
今日のシネヌーヴォはノスフェラトゥ。今回は比較的余裕でたどりついた。席に着いてから本当の意味で鑑賞する心になるには5分くらいかかるので、この余裕は大事。
しかし今回はうちわを使い続けるわ、大声であくびをするわというマナーを知らない高齢者がいて不愉快だった。こういうのは運しかないけれども、こういうミニシアターにもああいう客がいるのか。困ったもんだな。
肝心の「ノスフェラトゥ」。いけないのが英語版。ドイツの霧深い森の雰囲気が欲しいのに英語を喋られては興ざめもいいところ。スペイン軍人に延々ドイツ語を喋らせたアギーレを見習って欲しい。何を言っても深淵になるドイツ語を使わないなんて、ほんとがっかりだ。あと、画面も明るすぎ。当時の映写環境も理由なのかもしれないが、もっともっと暗くあるべき。古城はそもそも暗いものなんだから。
いいのは、やはりイザベル・アジャーニ。献身的な妻を熱演しているがなにしろ色気たっぷりである。最後のノスフェラトゥに身を投げ出すシーン、胸を鷲掴みにされて首に歯を立てられた瞬間の感じようはセックスそのものだった。
今回も色街を抜けて帰宅。