■

午前中に所用を済ませ、お昼を食べてから神戸へ。
元町で降りていつものお店巡り。りずむぼっくすは今回見切って、gaponrecords
、ちんき堂、ROCK’N’ROLL AIDS PRODUCTION、ハックルベリー、レトロ倶楽部。
ちんき堂では澁澤龍彦「サド復活」初版カバー無しを100円でゲット、初めて足を踏み入れるgaponrecordsではガロ「1」「2」「LIVE」の3枚セットを300円、カルメン・マキ300円、戸川純「玉姫様」400円、ローリング・ストーンズ「ゴールデンアルバム」200円。それぞれ書き込みがあったりレンタル落ちだったりという品だが、聞くのには問題ないし、書き込みなんてむしろ味みたいなもの。
レトロ倶楽部ではguy skornik「pour pauwels」BILL LASWELL「HEAR NO EVIL」をそれぞれ1200円。相変わらずいい店だ。
少し時間があるので、そのまま徒歩で湊川へ向かう。福原というところが経路の脇にあるのでちょっと寄り道。風俗街はなぜか好きだ。客もそうでない人も働く人も、長居は無用の街。通り過ぎるための街、風俗街。刹那な空気が漂う、虚飾だけの街。言い換えればとても正直な街。迷惑なんだろうが、でも寄り道したくなる。すいません。
湊川は賑わった商店街で、天神橋筋や駒川中野にはない遊園地的な雰囲気がある。小銭を握りしめて遊びに来たくなるような。時間がそんなになかったので100円のミックスジュースを飲んだくらいだけど、次はもっと早く来て串カツ食べたりしたい。隅から隅まで楽しみたい。
古民家グッピーは、まあ昔の家に手を入れて使えるようにしたスペースで、実にグルパリさん向き。たいへんよろしい。サービスのはらドーナツを頂いたところにドーナツを渡すのは相当にどうかと思うが、これもいきがかりというもの。ただ、グルパリさんにはとても喜んでいただけたので持って行った甲斐があった。
ライブ前にピカソのカレーを食べてしまったので眠気が来てしまったなか、padi melagukanの演奏。なかなか難しい音楽で、それなりの練習も要求されるだろうに睡気混じりは申し訳なかった。
そしてグルパリ。心が震える歌詞の素晴らしさと、それをぐっと伝えてくるグルパリさんの佇まい。1時間あまりやってくれるのはこういう企画でもないと難しいだろうから、とてもありがたかった。音源2枚と絵日記を買い求めて外へ。もう真っ暗で、商店街も人通りはない。また来たいな。
最後に元町の丸玉食堂で腸詰と豚バラを食べて帰宅。おいしいんだけど一人で食べるとペースが速すぎ、結果旨味が出る頃合いに温度が緩む前に食べ終えてしまう欠点があり、難しいところ。ライブ後に湊川の商店街が開いてたらいいんだけどな。