怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

久しぶりのボロフェスタ

台風だが開催するそうなのでボロフェスタへ向かう。
出町柳からてくてく。雨はそこそこで足元は多少濡れるが風はあまりなくて大丈夫。途中の松屋で牛丼を食べたらだいたいバレーボウイズの時間。最初のお目当て。
次のDAOKO目当てのお客さんには全く向いてない、ひたすら泥くさくて地味でぱっと見は華のない、それでいて最高な7人。こんな大きなステージよりも狭いライブハウスのゴチャゴチャした中で見るのがほんとは一番だろうけど、でも今のところ人気からしたらこのステージは当然なんだろう。そしてボロフェスタが彼らを推したいという意思をこの出順に感じた。
物販に行ってみたらレコードストアデイで完売の「大人になれやしねえ」があったので「なつやすみ」とともにゲット。この時点で残金が心細くなってしまった。
地下で東狂アルゴリズム。地下のステージはライブハウス感たっぷりで、正直こっちのが落ち着く。音もいいし。いや、普段のチケット代からすると上の大ステージを中心にしないといけないんだけど。
で、この東狂アルゴリズムというバンド、半分くらいしか見れてないんだけど、勢いとパワーと熱量で押し切ってしまって、理屈抜きによかった。
上に戻ってDAOKO。もちろん名前は知ってるし、見れそうな機会もあったはずだけどこれが初見。僕がのめり込むタイプの音楽ではないんだけど、でも僕の周辺で見ていた女の子たちにはたまらないアイコンだということはよくわかる。スター然とした振り付けも僕には新鮮だった。
地下でunizzz…とuri gagarn。どちらも名前はよく聞くバンドで、そういうのをまとめて見れるのがボロフェスタのいいとこ。
ここで一旦外に出て耳と体調をリセット。長いイベントはこういう時間を作らないといけない。雨は降り続いてて、御所の休憩所はなくなってしまうようだ。雨の中で静かにその時を待つ休憩所よ。
そしてお目当てその2のOGRE YOU ASSHOLE。40分という短い時間はオウガとしては前奏程度でしかないけど、ただその分濃密で思ったより満足度の高いライブだった。アレンジは記憶よりややポップ寄りで、それも場に合っていたような気がした。
直後のodd eyes。このKBSホールでフロアライブをやったバンドは記憶にない。そこに率先して盛り上げるFUCKER谷口。暴動まがいの盛り上がりと、場所取りのために微動だにしないBISHファンたち。僕も荷物やらがなければもう少し、とか言い訳してしまうのは歳取ったからだなと思った。
Amia Calvaも気になってたので半分ほど。
お目当てその3はゆーきゃん。今回は田代さんのサポート。ガヤガヤした中で存在感を示すゆーきゃん。富山の酒を振る舞うゆーきゃん。「ボロフェスタから来ました。ゆーきゃんです」のひと言を聞けたからそれで充分だ。
シャムキャッツは休みながら。正直、情けない話だが台風運休が気になってきており、そわそわしていたのも事実。大阪は遠いとはいえ、気にせず没頭できなきゃフリークじゃないよなあ。落ちぶれたもんだよなあ。
トリの大森靖子は今まで何度か見て、その都度何も感じるところはなかったのだが、まあ一応。今回も同様の感想で3曲で切り上げる。好き嫌いは誰しもあることだ。僕はあの過剰にエモーショナルさを作るあり方が好きになれない。それが美しさに昇華されるならまだしも、むしろビレバン的で幼稚な感性にまとまってるとあっては。でもそれがメジャーになるってことなんだろうから、僕の好きなアーティストたちがずっとインディーズなのも当然なんだろう。
フレスコでカツサンドを買って帰宅。
帰りは台風が気になったが、何事もなく定刻通り到着。多少風は強かったかなという程度。相変わらず関西の台風はこけおどしだ。