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午後外出。たいして用事はない。
久しぶりになんばパークスをぐるぐる歩いたが、だからどうした。
物はあれこれ並んでいるが、欲望を刺激するはずのそれらは虚しく空騒ぎを続けている。僕はそんなものに興味はないのだ。昔はもう少しあったかもしれない。いや、あったふりをしていたかもしれない。人と同じように物欲があるように振る舞うというダンスを踊っていたかもしれない。そんなふりをしたって楽しくはないことに気づいたのはいつごろだったろう。あれを止めこれを止め、だんだん僕は僕のように生きることにした。それはとても楽で愉しいことのはずだが、違う虚しさも感じるようになった。
だからどうした。