怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

お昼に瓦そばを食べてバス経由で京都へ。
大宮の駅を降りてKCUAへ向かうと、軒先に「気に入ったらどうぞ」の文字とともにさまざまな品々。とりわけ目を引くのが掛け軸で、うち一本はどうやら誰かが昔書いた書を表装したものらしい。頂いた。
KCUAでマーティン・クリード展。暖かみのあるクールな映像作品だった。また、アール・ブリュットの展示もあり。いくつか魅力的な作品もあったが、そういうのに限ってグッズ化されてないのはいつもの通り。
ロームシアター京都へ。すでに開場していたが、満席というわせでもないのでそこそこ見やすい席で「formula」を鑑賞。灯りをほぼ排除した素晴らしい暗闇のなか、スピーカーからは純粋な音。これでこそ池田亮司。本人がエントランスで知己にご挨拶し前方の席に座り、だったらひと言マイクを持ってもいいのではと思わないでもないが、なにしろこの上映環境で4作5,270円なら文句などあるわけがない。作品に浸れる。
その後「datamatics」「C4I」「matrix」。
最後の「matrix」はちょっと想像してなかった展開で、指先も見えない漆黒のなかで微細な音の揺らぎに身を委ねる時間が心地よかった。
上映の間隔が長いのでkunst artzに行ったり野外無料上映の「the radar」を見たり。風と底冷えを感じながら見るRyoji Ikedaは想像以上の快楽で、お金なかったらこの「the radar」だけ味わえば十分なくらい。
好イベントにキッチリ行けたのは喜ばしい。