怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

葬式

朝からホームセンターへ。パーフェクトな板がないし思ったより高いのでほかに何かないかと1時間以上うろうろした挙句、結局板を買う。総額3000円余り。安くはないが、まあ出来上がりの満足感を優先しようかなと。ホームセンターは独特のプロとアマが交錯する空間さが好きだ。
久しぶりにYakitateiでパンを買う。どれも美味しそうだ。
食べさせたら妻大喜び。以前にも食べてるはずだがすっかり忘れてるのはいつものこと。
午後、Nii Fine Artsで藪乃理子「風葬」。「水葬」「華葬」ときたシリーズのようで、白黒のバランスがいいし被写体の動きも上手く捉えている。なにより、葬と言いつつ産まれる瞬間のようにも見える輪廻転生のイメージが残像のなかに表現されていて、置かれていた作品集でみたこれまでの作品よりずっと好みだ。リーフレットを買ったらなんとエディション1番で、これもとても嬉しかった。
家で小憩。棚はまずまずの出来。サイズをもう少し攻めるべきだったけど、大きな不具合でもないのでよしとする。
妻が帰ってきたころにもやし焼きそばとシュウマイ。シュウマイはライフのプレミアムなんとかというやつで、言うだけあって美味しかった。
ベアーズ前に行ったPULPのNAZE「YUUREI SEN」展は平面が中心だけど、オブジェのような「武器」や乱雑に置かれた物たちの空気が特徴的。一番大きな作品のイノセンスさが心に残る。武器や小さな作品にも良いのがあったけど、非売品か売約済みだった。
19時開演と思い余裕をもって着いたベアーズが実は18時半開演で、こういうの困るよほんと。
OAのFOXPILL CULTはイカ天のころの時代感があって、今見ると案外いい感じ。
クワレアルギは久しぶりで、期待に違わずめちゃくちゃカッコいい。ボーカルが途中居酒屋の酔っ払いおじさんになってしまったのには僕も苦笑しメンバーに同情もしたのだが、そこから再開するライブがまたカッコいいから凄い。
豊川座敷の葬式、蛭子さんの声かけでやることになったらしいけど、座敷くんがなにしろ楽しそう。バンドが続かない理由もあるんだろうけど、バンドをやりたい理由はそれ以上にあるはずだし、やってほしい理由はもっとある。
猫敷後期のもすちゃん、雨敷の藤井くん、そして目まぐるしく変わったベースは今回下駄氏。どこかの時期を懐かしむようなメンバーではなく、今現在の座敷くんバンドだ。楽しく華やかな45分は短すぎるけど、でも葬式なんてそんなもんだろ。
僕は座敷くんはソロが好きと言うようになって5年くらいは経ってるけど、今日久しぶりにバンドを聞いて、どっちが好きかじゃなくて別物なんだと、そんなわかりきったことを何度も思った。ソロは相変わらず好きだし、聞ける限り聞いていきたいけど、バンドだってめちゃくちゃカッコいい。異様な高揚感とノスタルジア。もちろん、久しぶりだからノスタルジアなんじゃなくて、音世界がね。
終わって、座敷くんにはまたやってよなんて無責任なことを言ったようだけど、自分なりの責任の取り方は何か、そういうことも考えなきゃいけない。
最後はツアーセミファイナルの蛸地蔵。以前にセットはネガとポジがあるようなことを言ってたけど、今日はどっちだったんだろう。ネガかな。体力の限界もあって最後のほうは辛くなってしまった。名古屋で見たときは相当疲れてたはずだけど、あれは1時間みっちり楽しめてたから、その辺はセットとの兼ね合いやなんかもあるのかもしれない。演奏というか気合いは常に完璧だから。
座敷くんに挨拶して帰宅。珍しく音源をたくさん持ってきてたけど、きっとたくさん売れたはずだ。そうだろ。