怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

お昼はなぜかピザ。妻がなぜ主張したのかよくわからないが、前の日にピザを見たとかそういう理由だろうか。
その後妻が朝買ってきたくるみ餅。おいしい。たまにはお店で食べたいが、夏は特に混んでるし、遠い。
午後京都へ。
Parallax Recordsをのぞいてからアローントコで伊藤整「変容」吉本隆明「空虚としての主題」各100円で。
MORI YUギャラリーで小沢さかえ個展「わたしたちのいた地球」。当り前ではあるが絵のドラマ性や奥行きに関しては国立国際の収蔵品に及ばない。ただ彩りの鮮やかさなどは目を見張るところでもある。
バスでゆすらごへ。山本精一・ASUNAで第一回尻ギター。満員御礼を危ぶんでいたが驚いたことにそこそこ快適に見られるくらいの入り。暑さも和らいでいるので暑すぎることもなくありがたい。これが真夏や真冬だとなかなか辛そうだ。
ここで夕食という心づもりだったが、ピザとくるみ餅のおかげで空腹感はなかった。
ASUNAさんはスーツケース一杯分のTOYのなかに尻ギターを置いて、ギターも使った音像制作。ギターとして使うには制約の多い代物でも、こうした使い方では実力発揮、というところだろうか。ギター縛りだからどうなることかと思っていたが、見た目も面白いし演奏としてもよいものだったと思う。
開演直前に足がつったようでなかなか始められず苦悶していたASUNAさんだったが、始めてしまえば没頭してなにごともなかったようだ。
先日発売のカセットテープ「Aihara, Wajima, Todoroki」を購入。
山本精一さんは対照的にギターそのものとしての演奏で、ブルースの始まりとしての単弦スライドギターからエフェクターでループさせて音を作っていったり。
むかし工業高校生が制作したにしても単弦のギターというのは実用として厳しいものではあるし、実際それで演奏できるのは30分くらいが限界じゃないかという気はする。それが面白いというのが山本さんらの演奏者としての気持ちなのだろう。
僕としては、塊から削りだされた木目の面白いルックスがキュート。
思ったより早めに終わったので帰宅も早く。もっと長く聞きたい気持ちもあるが、これはこれでありがたい。