怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

妻は早めに出勤。
午前中、難波まで往復。暑い。観光客の皆さんも暑いだろう。
夕方、難波へ。少し時間があるので心斎橋のブックオフに立ち寄り、ワゴンセールから村上春樹「色彩を持たない多崎つくる」と吉田修一横道世之介」を108円で救出。あっという間に108円というのもなんだかなあ。あっという間でもないのか。
道頓堀の蘇州十八盛というお店で蘇州麺。東京に住んでたとき、近くに蘇州屋という中華料理屋があり、地味な料理のあっさりとした味付けが美味しくて何度も行った。ここもあっさりと奥深い味わいで、ギトギト濃ければいいんだろといったラーメンとは一線を画すもの。僕はこういう中華そば的なのが好きなんだけど、やはり一般受けは難しいのか、隣にある一蘭の大行列とは対照的でした。うーん。
かつおの遊び場へ。皐乃一座企画「影絵の夜会」。
最初にゲストの片足ズボンがさらっと。あっという間に汗だくに。
次が影野わかば。ギターが上手くなったのだけど、上手くなるたびにもっと上を上をと目指しているから、たどたどしく見える部分がいつもある。でも実際はそこを弾きこなし、そしてもっと難しいことにチャレンジしての繰り返しで、その姿勢が影野さんの凄みでもあるのだろう。
最後がいよいよ朗読歌劇。いままでの歌物語と似てはいるがそう呼ばないのは他人の書いた物語だからということか。でも言葉づかいなんかを聞くとオリジナルのようにも思えるし、どうなのかな。この朗読は影野さんの芸というか、引き込む力があって、歌声より少し低い声だけでなく顔を伏せ上げる頻度を含めてだいぶ隅々まで意識して練習してるのだろう。あと、このパートは衣装を替えウィッグもつけてとかげのわかばという名前で行っていて、これが妙に妖しくて効果絶大でした。
そんなわけであっという間の2時間。
残って歓談するタイプでもないのでいつものようにすぐ帰宅。妻はバファローズポン太のバッジをゲットして喜んでいた。