怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ミッドナイト・イン・パリ

昼から休みで新宿へ。新宿ピカデリーウッディ・アレンの「ミッドナイト・イン・パリ」を見る。冒頭パリの観光名所が映し出され、最近続いている、外国都市からの資金提供で製作する路線の一環なのだなと思ってしまうが、アレン自身がパリ好き(多分ニューヨークの次に)だろうからそこは気にならない。ただ、好きなものを好きなように撮るとよいものが出来るかどうかは別の話で、端的に言えば新味のない作品。主人公のペンダーは30年前ならアレン自身が演じていたようなキャラクターだし俗物男や浮気する女やそんな主人公に恋をする女や偶然の出会いや、すべてに既視感がある。次から次へとそっくりさんを出してくるのも鼻につく。とはいえ、それでもウィットのある会話や演出、編集のよさはさすがで衰えはあまり見られない。2年前のパリ旅行を思い出す情景も含めるなら楽しい映画ではあった。
終って近隣の画廊を2件。どちらも然したる感想はなかった。
新宿をぶらぶら。西新宿のブート屋らが並ぶ地帯にも行ってみたが中には入らず。
早めに帰宅。