怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ミラーボールズ、蜷川実花

セッティング中の幻想的な北脇さん

烏丸から歩いて小山登美夫ギャラリーへ。画廊といっても展示室に近い感じで入りやすい。
森山大道×蜷川実花展だがまずは蜷川実花から。一部森山大道川内倫子っぽい作品もあり、一瞬あれっと思った。モデルのカッコいい兄ちゃんがなんかエグザイルみたいと思ったら窪塚洋介でした。そういえばそうだったか。作品は単体で見るとさほどこれという感じではないのだが、並べてある順番がよい。モノクロありカラーあり、ストーリーはあるようでない。この順番だから素晴らしいんだな、最後にトンネルのカラーで終わるのがぐっとくるし、これ逆だったらそうでもないよな、と思いながら置いてあった写真集を見たら、逆でした。えっと思って逆から(つまり正しい順番で)見たけど、あまりよくない。自分が蜷川実花より偉いと思ってるわけじゃないが、僕はあの順番は逆だと思う。それでこそ写真が生きると思う。
奥の部屋が森山大道で、旧作網タイツのニュープリントらしい。網目と体の曲線の妙が見所だが、まあ森山大道はそんなに好きじゃないし、このシリーズもそう。あまり感じるものがない。
で、蜷川実花の作品は枠込みで114,000円だって。1枚売れていた。ただ、これ窪塚の写ってるやつを飾ると窪塚ファンみたいになっちゃうから買いにくいよな。そうでないのも、1枚だけではぱっとしない。
1Fでは旧作の展示もあり、1枚だけ買うならそっちのがいいような。物販も結構充実していてよかった。平日の割には盛況だったと思う。ただ、画廊はお金の匂いがするのがなんか嫌なんだよな。必要な仕事だし悪いと思ってるわけじゃないが、無心に作品に浸れないというか。
続いてひと・まち交流館京都で「ワタノハスマイル」。子供たちの作った作品がほのぼのと楽しい。
さっと見終わって、裏側の花街を散策。銭湯や古い下宿屋などが残っていて風情がよい。腕に模様を描いたおっちゃんが車を洗ってたり。暗くなる前なら特に問題はなさそうなのでまた来たい。
Take-JでCopeland「Beneath Medicine Tree」580円。大戸屋でサラダ定食。洋風バジルソースに五穀米の選択が最悪にミスマッチでした。
そしていよいよ磔磔
最初がブラインドミウストレンジャー。指でガンガンギター弾いて痛くないんかなと余計な心配をしつつ。ギターの弾き語りはどうも妙に相性が悪いのですいません。
続いてミラーボールズ。1曲目がジミーって割と珍しい気がする。いい曲だけど、1曲目って感じがあまりしない。その後は10年間の集大成という感じにまんべんない選曲で、初期曲が好きな僕も大満足。長い時間聴けたのは2年近く前のツーマン以来だしね。30分だとミラーボールズの世界に浸りきる前に終わってしまうので、1時間超というのはうれしい。新曲で森さんがコーラスをやる曲があったのだが、眼鏡をサングラスに掛け替えて、終わったらいそいそとマイクを片づける森さんが好きだ。今日はお二人とも気合十分というか、すごくよかった。満足。でも次のライブは早くても来年だそうなので、待ち遠しい。解散ではないでほっとした。
終わってTシャツを買い、森さんに堅パンを渡す。有難迷惑でなければいいが。北脇さんにも簡単に挨拶をして阪急で帰る。
すごくよかったので、26日のてんにも行けばよかったかなとちょっと後悔したけど、そんなこと言ってもしょうがない。今日見ることができてよかったんだから、よかった。