怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

ベアリズム

普段はあんまりCDの感想なんか書かないけれども、ベアリズムのことをちょっと。
チコピドー。サウンドコラージュとして聞いた。割と好きかもしれないが、あっという間に飽きそうな気も。
オシリペンペンズ。今までピクリともしたことがないが、この曲はよかった。ライブよりCD向きな気がする。
豊川座敷。本人が音が悪いと書いていて、いやいや音が悪いくらいがちょうどいいよと思ってたのは間違いだった。悪すぎる。カセットテープ録音はいいアイディアと思うが、音がうねってるのはさすがにどうかと。うねるにしても人為的にやらないと。曲も演奏もいいだけに、そんなことで座敷さんの良さが伝わらないのはもったいない。しかしよく突っ返されなかったな、これ。
犬飢村。どことなくオールドロックの気配があり、一時期のゆらゆら帝国風でもあるが、完成されてないところがいい。
チューバッカ。こういうの好きだけど、ベアーズでやる意味あるんかなという。
松浦達彦。はっきりした戦術と意図をもって作り込んでいて、ある意味飛び抜けてる。気合い入ってる。レコードでいうとB面の盛り上がりのところ。
下山。ライブとは違う下山の一面で、CDでしかやれないサイケデリックさを出している。これもかなりギラギラしている。
丸尾丸子。3月のライブでとても良かった曲。もう一度聴けてうれしい。きっとお客さんが増えると思う。
病気マサノリ。ラストにふさわしい、佳作だと思う。

聞き終わって結構いい曲多いなと思うが、前半はそう思わなかったのが不思議。後半にいいのが集まってるというか、あえてそうしてるのかな。これが逆だったらベアーズに行きたくはならない。聴き始めてすぐはこれレンタルでも十分と思ったけど、買って良かったと思います。
山本精一さんの写真も山本さんの歌声に通じるものがあり、よかった。CDの盤面の地図とか、このあたりのセンスは好きだなあ。