怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

堺のアルフォンス・ミュシャ館に行く。今までなぜ思いつかなかったのだろう。遠いからか。
美術館としては小さいが、プラハミュシャ博物館と量も質も遜色ない。保存状態や刷り水準の良くないものが散見されるが、そんなに気にならない。リクエスト展ということだから、多分所蔵品の中でも良いものが出ているのだろう。一番人気の「羽根」がやはり表情といい意匠といい素晴らしい。油絵など後期の作品はあまりどうかというものもあったが、プラハで見た「メディア」「ハムレット」なども見れてよかった。ショップで何かないかと思ったら、500円以上購入で過去2回のポスタープレゼントだそうなので、580円の小冊子を買った。大満足だ。
反正天皇陵の横を通って堺東駅に出て、地下の天牛にて石川淳「文林通言」330円。もしかしたら文庫で持っているかもしれないが、旧仮名遣いの単行本は捨てがたい魅力がある。
難波の天地の地下の古本屋(初めて行った)で澁澤龍彦「古寺巡礼」を900円。写真も文章も澁澤の手になる部分は少ないが、おもしろく読めそうではある。
昼食は代わり映えしないが安定感のある大山。3時前に帰宅できたから、意外に早かった。