怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

どんどんだめになる

三宮を歩く。アーケードの通りにある後藤書店がなにか気ぜわしい感じになっており、入ってみると30%引の札があちこちに貼られている。どうやら閉店するらしい。この店の存在は前から知っていたが、なにしろ店構えがいかめしいので実のところ入ったことは一度もない。今日初めて(そして最後)入ってみたが、全く印象どおりで茶色い箱入りの本がずらりと並んでいて、日本文学なんぞというちゃらちゃらしたものとは無縁の棚だ。柳田國男の弟子が蔵でアナトール・フランスの原書を読んでいたら師匠に「遊ぶ暇があったら勉強しろ」と叱られた逸話を思い出す。ふと思い出して吉岡実の詩集を探すと、2冊あり、1冊は「サフラン摘み」2800円、もう1冊は思潮社吉岡実詩集。こちらはあまりに高価だったので「サフラン摘み」を購入。1900円になった。実のところ吉増剛三「熱風」も購入から15年たって未読(三浦さん元気かなあ)なのだが、これも記念というべきだろう。
その後ならびのあかつき書房でこちらは澁澤龍彦「サド侯爵あるいは城と牢獄」「夢のある部屋」各450円。その後りずむぼっくす商店街店でPolaris「空間」1480円、喫茶ロックキング編1580円。喫茶ロックキング編は一瞬持っているような気がしたんだが、あまり聞いた覚えがないので、多分検討だけしてやめた奴かなあと思ったのだが、・・・・・・・。持ってました。・・・・・・・。ひどいね、最近の記憶力は。