怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

常識ある人間の非常識な衝動買い

最近朝早く目が覚めるのを利用して、7時過ぎに甲陽園へと旅立つ。休日の朝とあって甲陽園の住宅街は人気もなく静かだ。しかしすごい坂で目がくらくらする。これを登るのかと思うと逃げたくなるがもう来てしまったものはしかたない。意匠を凝らした建物を目の保養にのぼってゆく。こんなところ人は住めないよね。というか、山だよね。室生寺のあたりとかにこういう山があって、そこは人が住んでいないけど、でもそれだけしか違わないよね。地図がないので迷いつつも、北方向北方向と進んでいくととうとう北山貯水池に到着。山の上に貯水池。いい眺めです。甲山森林公園の入り口がわからないが気にせずなんとなく歩く。のどが渇いてきたので缶ミルクティーを飲む。自動販売機で清涼飲料水を買うのは久しぶりだ。神呪寺という恐ろしげな寺の韓国っぽい雰囲気の立像の横に立つ仁王門で休みながら飲み干す。いいな、こういうの。
やっとこさ入り口を見つけて入るとなぜか三線の音が。じいちゃんが練習しているらしい。公園内をうろうろし、展望台に行くと、これはなかなかの見晴らしだ。天気はいいし人は少ない。ベンチでだらりとして陽射と風を楽しむ残念ながら爺さんが自慢話を交えながら食べ物やバイアグラのことを声高にしゃべり続けるので嫌気が差し退出。なんなんだ。あの恥知らずは。山道に入り、湿原観察池に行ってみると湿原とは思えない乾いた土地がある。観察する気にはなれず、せせらぎの音に誘われて川におりてみる。これが仁川の源流か。少女が二人川に入って遊んでいる。こちらは大きな石の上で寝そべって川音を聞き続ける。こういう時間は何時間あってもいいものだ。といっても時間が経つと人が増えるのも道理、1時間もしないで立ち上がることになる。その後甲山登頂を試みるが途中で今度はフルート練習おじさんに遭遇。全くの山の中なんですが、やっぱり恥ずかしいわけでしょうか。確かに下手だが。人が来るはずないと思っていたのだろう。実際そう多くの人が通っている様子はない。傾斜は結構急で、登頂は断念。下りるときにはフルートおじさんは消えていた。ごめんなさい。
出口の付近には自然観察池があり、こちらも水は少なめ。父子が網とバケツを持って池に入っている。掲示を確認するとやはり入ってはいけないはずなのだが。というか、常識で判断できると思うのだが、馬鹿なのか。注意しよう注意しようと思っている間に出てきたが、ああいう非常識な人間に育てられる子供は不幸だ。
帰宅後、タワーレコードでCD3枚を購入。疲れているせいか迷わずに買ってしまった。Au Revoir Simone「The Bird of Music」2415円、Anima Mundi「プリメール・エンクエントロ第一章」2500円、Avey Tare & Kria Brekkan「Pullhair Rubeye」2405円。Avey Tare & Kria BrekkanはmumAnimal Collectiveのメンバーなので迷わず。でも収録時間30分は予想外でした。