怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

だっちゃ

金原ひとみ「AMEBIC」読了。主人公は自分とは大きくかけ離れているにもかかわらず、そして主人公の焦燥が本人にすら自覚されていないにもかかわらず、何ゆえにこうまで読者を魅了するのか。起承転結のない生活の一断片にすぎない物語にもかかわらず、何ゆえにこうも魅惑的なストーリーであるのか。2冊目だが、稀有な才能の持ち主だと改めて感じた。ただ、わからない人はもう絶対にわからない種類の作家ではある。
夕食は骨付きラムのグリル。臭みは全然ないがその分物足りなさは残る。でも妻のラム嫌いが少し改善されたのは大きな成果だ。