怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

五十腰

お昼に梅田の燦というところに行ってみた。高層ビルの27Fでエレベーターで昇るときに御堂筋の銀杏並木がまっすぐに見おろせて着くのがもったいないほどだ。席から見えるのは御堂筋の北側でこちらは少し面白みがない。それに窓際の席は埋まっていたので一番悪い席に通された。まぁ、身なりが良いとは言えないし。でも1時半過ぎてるわけで客はもう来ないんだろうに、とも思うが、そういう接客なんですね。
料理は五穀米のわっぱめしとへぎそば、てんぷらの盛り合わせ。盛り合わせって、4品だけど。わっぱめしは量が多いので満足感はあるし、へぎそばもさわやかでコシがあり、美味。最初に感じた居心地の悪さはさておき、料理と景観は合格点かな。
ところがそのころから腰の具合がおかしくなった。腰の辺りの少し右側、背中側がじんわりと痛い。それがだんだん痛くなってきてとうとう会社のソファで寝そべる事態に。「もう帰ったら」と言われたがそうはいかない、今日はライブなのだ。しかしこれではライブに行けない。仕方ないと思ったところだんだんと痛みが薄れ、なんとか動けるようになったので無理やり出撃となった。
エクセルシオール・カフェで腹ごしらえをし、6時半前にクアトロに到着。今日もオロナミンビールと思ったらなぜか無くなっている。なぜ?と動揺してつい淡麗を頼んでしまう。調子悪いのに、と思ったが、もしかすると麻酔効果があるかもとポジティブに考えることにする。
最初はあふりらんぽかと思いモッシュピットに行くがどうやら渚にてらしい。脇によけ、座り込んで聴く。ソールドアウトのはずだが結構スペースがある。渚にて羅針盤のフォロワーのような音楽。ドラムスが女性というのもその思いを強くしつつチャイナさんのことを思う。ただ、音楽性は似ているけれども気持ちよさがあまりなく、聴いていて疲れる。これは体調のせいか。
続いてあふりらんぽモッシュピットで待ち構えているとお二人がセッティングに出てきた。ピカチュウかわいいな、と思いながら聞こえてくるBGMはあふりらんぽピグミー族とのセッションテープのようだ。はっきりいってひどい。これ本当にCDにするのかと思いながらライブも期待できないような気がしてきたが、いやそんなことはなかった。ピカチュウのメロディアスかつダイナミックなドラミングはまさに驚愕。オニのギターは正直特筆するところはないが、ピカチュウはソロドラマーでやっていけるんじゃないだろうか。ぶり返す腰の痛みがなかったらもっと楽しめたと思う。
そしていよいよゆらゆら帝国。クアトロで見るのは何年ぶりだろう。モッシュピットでみるのも何年ぶりだろう。急所からスタート。服部緑地で見たときの急所でのラストのアクションがかっこよかったのだが、今日はなし。でも坂本さんオリジナルの不思議で格好いいアクション連発、演奏もかなりいい。いや、やっぱりいいよな、と思い、腰の痛みをこらえつつ踊る。周りは若者ばっかりだ。
最後の曲は新曲だったが、これがあまりよくない。ゆらゆららしさが感じられず、少し不満を感じるラストだったが、十分素晴らしいライブだった。
ああ、腰の痛みさえなかったら!もうそんな年なんですね。